今年も押しせまってまいりました。
北京オリンピックがあったり、日本の総理大臣が次々と辞めてしまったり、アメリカで新しい大統領が選ばれたりと、2008年もいろいろありましたね。
金融不安がもたらした急激な円高の影響で、経営の悪化した企業が次々と従業員の解雇を発表していますが、さて来年はどうなることやら。
自分自身についていうと、大きな病気もすることなく、何とか無事に一年を乗り切れたことにとりあえず安心しています。
学んだことも多い一年でした。
趣味でフライフィッシングを始めたこと。
会社と労使問題で交渉したこと。
株式投資を始めたこと。
人間関係からも、多くのことを教わりました。
新しい出会いに、別れ。
嬉しかったこと、悔しかったこと。
失敗もたくさんしたなぁ~
ほとんど忘れましたけど☆
こうしてもうすっかり一年を締めくくる調子で書いていますが、まだ年賀状も書いていません。
大掃除も終っていません。
というか、まだ何にもしていません。
考えてみたらのんびり一年を振り返っている場合じゃありませんでした。
とりあえず、毎年12月に行っている本棚の整理をしたいと思います。
まずは、来年こそは読みたい、買ったままになっている本から。
ジョルジュ・サンドの『愛の妖精』*(キラキラ)*
劇作家オニールの『喪服の似合うエレクトラ』*(キラキラ)*
ジョン・ミルトンの『失楽園』*(キラキラ)*
J・オースティンの『エマ』*(キラキラ)*
フローベルの『聖アントワヌの誘惑』*(キラキラ)*
ラブレーの『ガルガンチュア』『パンタグリュエル』『第三の書』*(キラキラ)*
ディヴィド・ヒュームの『人性論』(1~4)*(キラキラ)*
アルフレッド・テニスンの『イン・メモリアム』*(キラキラ)*
『イン・メモリアム』は衝動買いしてしまった詩集。
『失楽園』は神に背いたサタンがその軍勢と共に地獄に落とされた様子、また、天地創造の理由、サタンの誘惑により禁断の木の実を口にするイーヴとアダムなどが描かれている壮大な叙事詩。
『エマ』は森薫さんのメイドマンガ(?)『エマ』に影響されて買いました♪
読みかけ、現在進行形なのが、
伊坂幸太郎『砂漠』*(キラキラ)*
あさのあつこ『NO、6』*(キラキラ)*
小川洋子『アンネ・フランクの記憶』*(キラキラ)*
稲田浩二『アイヌの昔話』*(キラキラ)*
H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集』
ラヴクラフトの作品は、「クトゥルー神話」と呼ばれる一連の怪奇小説。
ホラーです。世界観が不気味で、魚が食べられなくなりそうな怖いお話…
進化生物学の先生、スティーヴン・ジェイ・グルードの書いた、『ダーウィン以来』*(キラキラ)*
これは、ダーウィンの進化論ほど誤解されて使われているものはないとして、様々な切り口で進化論について述べたエッセイ。
驚きと感嘆の連続です。
今年あまり読めなかったのがSF小説。
コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』*(キラキラ)*
これは過去への時間旅行が可能になった21世紀のオックスフォード大学の史学部の女子学生が、実際に14世紀に”現地実習”として送られるというお話…らしいです。
R・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』と『ルナ・ゲートの彼方』*(キラキラ)*
『月は…』の方は、圧政に苦しむ月の植民地が、地球政府に対して独立を宣言するというもの。
ただし、月側には一隻の宇宙船も一発のミサイルもなく、革命の先頭に立ったのは、一人のコンピューター技師と、”自意識”を持った巨大コンピューター。
『ルナ・ゲート…』の方は、SF版『十五少年漂流記』というふれ込み。
オビの紹介文で坂木司さんが「青春叩きつぶし系…」と書いていたのが面白くて手に取りました。
あぁ、早く読みたい。
オルコットの『若草物語』の最後の一冊『第四若草物語』もついに未読のまま、ローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』も、第六巻にあたる『長い冬』を途中まで読んでいて、そのままになっています。
とりあえず目に付くところに並べておこうかな。
…しかしいくら自分の好きなこととはいえ、こう本のことばかり書いていると(しかも嬉々として☆)、ちょっと冷静な自分がたじろぎながら身を引いているのがわかります。
作家の山田詠美さんが、とある本の解説にこんなことを書いてみえました。
―こういう言葉があるそうだ。知性を自慢する知識人は、自分の独房の広さを自慢する囚人のようなものだ。いいよねこの言葉。そして、いるよね、たくさんの囚人。
「ア・ルース・ボーイ」(佐伯一麦 著 新潮文庫)解説より
はい、私も囚人の一人です。
いい気になって自分の独房の広さを自慢しています。
でも、例え囚われの身だとわかっていても、いっそこのまま囚われていたい…
ダメでしょうか?
きっとダメなんでしょうね。
今年は片付けついでに、少し本を処分しようかと思っています。
身を切られるような思い!
…これがいけないのか。
除夜の鐘で、少し煩悩を減らしてこようかな。
北京オリンピックがあったり、日本の総理大臣が次々と辞めてしまったり、アメリカで新しい大統領が選ばれたりと、2008年もいろいろありましたね。
金融不安がもたらした急激な円高の影響で、経営の悪化した企業が次々と従業員の解雇を発表していますが、さて来年はどうなることやら。
自分自身についていうと、大きな病気もすることなく、何とか無事に一年を乗り切れたことにとりあえず安心しています。
学んだことも多い一年でした。
趣味でフライフィッシングを始めたこと。
会社と労使問題で交渉したこと。
株式投資を始めたこと。
人間関係からも、多くのことを教わりました。
新しい出会いに、別れ。
嬉しかったこと、悔しかったこと。
失敗もたくさんしたなぁ~
ほとんど忘れましたけど☆
こうしてもうすっかり一年を締めくくる調子で書いていますが、まだ年賀状も書いていません。
大掃除も終っていません。
というか、まだ何にもしていません。
考えてみたらのんびり一年を振り返っている場合じゃありませんでした。
とりあえず、毎年12月に行っている本棚の整理をしたいと思います。
まずは、来年こそは読みたい、買ったままになっている本から。
ジョルジュ・サンドの『愛の妖精』*(キラキラ)*
劇作家オニールの『喪服の似合うエレクトラ』*(キラキラ)*
ジョン・ミルトンの『失楽園』*(キラキラ)*
J・オースティンの『エマ』*(キラキラ)*
フローベルの『聖アントワヌの誘惑』*(キラキラ)*
ラブレーの『ガルガンチュア』『パンタグリュエル』『第三の書』*(キラキラ)*
ディヴィド・ヒュームの『人性論』(1~4)*(キラキラ)*
アルフレッド・テニスンの『イン・メモリアム』*(キラキラ)*
『イン・メモリアム』は衝動買いしてしまった詩集。
『失楽園』は神に背いたサタンがその軍勢と共に地獄に落とされた様子、また、天地創造の理由、サタンの誘惑により禁断の木の実を口にするイーヴとアダムなどが描かれている壮大な叙事詩。
『エマ』は森薫さんのメイドマンガ(?)『エマ』に影響されて買いました♪
読みかけ、現在進行形なのが、
伊坂幸太郎『砂漠』*(キラキラ)*
あさのあつこ『NO、6』*(キラキラ)*
小川洋子『アンネ・フランクの記憶』*(キラキラ)*
稲田浩二『アイヌの昔話』*(キラキラ)*
H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集』
ラヴクラフトの作品は、「クトゥルー神話」と呼ばれる一連の怪奇小説。
ホラーです。世界観が不気味で、魚が食べられなくなりそうな怖いお話…
進化生物学の先生、スティーヴン・ジェイ・グルードの書いた、『ダーウィン以来』*(キラキラ)*
これは、ダーウィンの進化論ほど誤解されて使われているものはないとして、様々な切り口で進化論について述べたエッセイ。
驚きと感嘆の連続です。
今年あまり読めなかったのがSF小説。
コニー・ウィリスの『ドゥームズデイ・ブック』*(キラキラ)*
これは過去への時間旅行が可能になった21世紀のオックスフォード大学の史学部の女子学生が、実際に14世紀に”現地実習”として送られるというお話…らしいです。
R・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』と『ルナ・ゲートの彼方』*(キラキラ)*
『月は…』の方は、圧政に苦しむ月の植民地が、地球政府に対して独立を宣言するというもの。
ただし、月側には一隻の宇宙船も一発のミサイルもなく、革命の先頭に立ったのは、一人のコンピューター技師と、”自意識”を持った巨大コンピューター。
『ルナ・ゲート…』の方は、SF版『十五少年漂流記』というふれ込み。
オビの紹介文で坂木司さんが「青春叩きつぶし系…」と書いていたのが面白くて手に取りました。
あぁ、早く読みたい。
オルコットの『若草物語』の最後の一冊『第四若草物語』もついに未読のまま、ローラ・インガルス・ワイルダーの『大草原の小さな家』も、第六巻にあたる『長い冬』を途中まで読んでいて、そのままになっています。
とりあえず目に付くところに並べておこうかな。
…しかしいくら自分の好きなこととはいえ、こう本のことばかり書いていると(しかも嬉々として☆)、ちょっと冷静な自分がたじろぎながら身を引いているのがわかります。
作家の山田詠美さんが、とある本の解説にこんなことを書いてみえました。
―こういう言葉があるそうだ。知性を自慢する知識人は、自分の独房の広さを自慢する囚人のようなものだ。いいよねこの言葉。そして、いるよね、たくさんの囚人。
「ア・ルース・ボーイ」(佐伯一麦 著 新潮文庫)解説より
はい、私も囚人の一人です。
いい気になって自分の独房の広さを自慢しています。
でも、例え囚われの身だとわかっていても、いっそこのまま囚われていたい…
ダメでしょうか?
きっとダメなんでしょうね。
今年は片付けついでに、少し本を処分しようかと思っています。
身を切られるような思い!
…これがいけないのか。
除夜の鐘で、少し煩悩を減らしてこようかな。