私的図書館

本好き人の365日

あなたに本を…

2012-04-23 20:43:30 | 本と日常

4月23日はサン・ジョルディの日。

スペイン、カタロニア地方では、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈る習慣があるんだとか。

赤いバラなんて、贈ったことないなぁ(苦笑)

もし私が今日、誰かに本を贈るとしたら、やっぱりモンゴメリの『赤毛のアン』かな。

持ち手がはずれてしまう大きな手さげかばんを抱えて、緊張と不安でいっぱいになりながら、駅のホームで新しい里親を待ち続ける赤毛の少女…

そんな彼女が、この4月から新しい学校、新しい職場に飛び込んだ新人さんたちの姿と重なるから♪

 

「ねえ、どうして道が赤くなるの?」

「そうさな、どうしてかな」

「いいわ。それもいつか、しらべだすことの一つだわ。これから発見することがたくさんあるって、すてきだと思わない? あたししみじみ生きているのがうれしいわ――世界って、とてもおもしろいところですもの…」

           ―村岡花子 訳「赤毛のアン」(新潮文庫)―

 

この物語は当初、どこの出版社からも相手にされず、ようやく出版にこぎつけたのが1908年(モンゴメリ33歳)のことだったといいます。

「赤毛のアン」の成功で、売れっ子作家になったモンゴメリ。

彼女はその後、たくさんの作品を発表しました。

私も今日、本屋さんでそんな彼女の作品の一つ、『銀の森のパット』(角川文庫)を買って来ました!

モンゴメリ
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2012-02-25

 

 

 

 

 

内容は知っていますが、今月の25日に発売される『パットの夢』(角川文庫)と合わせて揃えようと思って。

こちらの舞台も「赤毛のアン」と同じプリンス・エドワード島。

現在この小説のモデルとなった、モンゴメリのいとこたちが実際に住んでいた「銀の森屋敷」は、カナダでグリーン・ゲイブルズ博物館として使われているそうです。

いいなぁ、プリンス・エドワード島。

行ってみたい!

奇しくも明日、4月24日はモンゴメリの命日。

ルーシー・モード・モンゴメリが亡くなったのは1942年のことです。

当時夫と共にカナダのトロントで暮らしていた彼女は、67歳で亡くなった後、終生愛してやまなかったプリンス・エドワード島に葬られたと聞きます。

100年以上昔の物語ですが、いま読んでもとっても面白い♪

実際にアンがブライト・リバーの駅に降り立ったのは6月のことですが、「歓喜の白路」や「雪の女王」といった花々の咲いているイメージが強くて、「春」って感じなんですよね。

やっぱり日本人だからかな?

「雪の女王」には遠くおよびませんが、ようやく咲いた近所の桜の写真を載せておきます☆

 

消臭剤などが有名なエステーが毎年夏に行っている「ミュージカル赤毛のアン」

そのチケット応募が今年も始まりました。

このミュージカル、チケット販売を行わないため、抽選に当たらないと見ることができないんですよね。

去年はハズレてしまったので、今年こそ当たって欲しい!

興味のある方は、ホームページからも応募できるので調べてみて下さい。(応募期間2012年4月1日~2012年6月30日)

あ、そうなるとますます競争率が高くなっちゃうかな?(苦笑)

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アン! (ナタリー)
2012-04-25 09:34:08
おはようございます。

「アン」お好きですねえ、
ホークさんと言うとすぐ「アン」と浮かぶほど
私には印象的です。

私のイメージのホークさんは、
プリンス・エドワード島がお似合いな
優しげな好青年です。
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ナタリーさん、ありがとう☆ (ホーク)
2012-04-26 19:34:07
「アン」が大好きなので、ついつい何度も書いてしまいます。
プリンス・エドワード島が似合うだなんてすっごく嬉しいです♪
でも実際は田舎の農家の長男坊で、もういい歳なので、青年というよりどちらかというとマシューのイメージに近いかも知れません(苦笑)
同級生の子供はもう中学生ですからね~
プリンス・エドワード島にはいつか行ってみたいです。
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