ご近所の泰山木、まだ小さな樹ですが一昨年から花が咲き始め今年は立派な花がいくつも咲きました。花言葉は「前途洋々」「威厳」だそうですが、泰山木といえば私がまだ青年といわれていたころ見た劇団民芸の舞台「泰山木の木の下で」を思い出します。名優北林谷栄演じる瀬戸内海の小さな島の泰山木の木の下に住むハナ婆さんを中心に展開する舞台を見ながら戦争のこと、原爆のこと、戦中から戦後の世の混乱や平和のことなどを考えさせられました。
私の古里は海といえば瀬戸内海しか思い浮かばない香川県の片田舎でした。それだけになお興味が湧いた舞台でした。
この舞台で大きな主題となっていた「原発」「平和」について考える季節の幕開けともいえる全国各地を網の目のように核兵器の禁止を訴える「原水爆禁止国民平和大行進」日本海コースが16日、泰山木の花咲く場所の近くの道を広島に向けて通り過ぎていきました。
「原発推進」「戦争できる国」へと暴走を続ける安倍政権と国民のせめぎあいが続く世相の中、原発も含めて核被害のない平和な社会を築く側のひとりとして心はこの行進の人たちに寄り添いたいと思うときでした。
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