
朝まで能登、富山湾を泳いでいた体長45センチは超えようという「フクラギ」、関西では「ハマチ」とよげれ、あと数か月たてばブリに成長するはずの新鮮な朝獲れが一尾なんと280円(本体価格)でスーパーの通い箱に盛り上げられて特売されていました。
もちろん消費税が加わってもお安い買い物です。衝動的に一本手に取り、ほかにアイスや野菜、果物などいつもの買い物と併せてレジを済ませていました。
さて買っては来たものの老夫婦と居候猫、同居の孫一人では多すぎると思案していたところ娘がやってきたので急いで三枚におろし片身を刺身用に捌いて持って帰らせ、残りの片身をわが家用に刺身にし、残った頭やアラは煮物にしました。
我が家では子どものころ吊り上げたり獲ったりした魚を肥後守(子ども用のナイフ)で理科の授業の解剖のような料理をしていた腕前に磨きをかけて自己流ですが、魚をさばくのは私で約30分ほどで終わりました。
夜の食事は日本海側に住むことの幸せをかみしめながら、刺身や煮物に娘が持ってきた野菜も添えてのごちそうでした。
それにしても新鮮な魚がお安く手に入るのは嬉しいのですが漁師さんは利益が出るのか心配です。また福島原発事故の影響でそんな幸せを取り上げられた人たちにも思いを寄せたひと時でした。能登には志賀(能登)原発二基がいま停止中ですが、北陸電力は活断層が集中するこの土地で再稼働を狙っています。私たちが「再稼働を許さない」と毎週金曜日に続けてきた「どいね★原発」行動は6月中に100回目を迎えます。
「しんぶん赤旗」の[主張]によるとその再稼働をさせようと政府の尻をたたき続ける経団連は「政治を金で買う」との国民からの批判で中止せざるを得なかった「企業献金」の復活を企んでいます。まさに安倍首相もひどいが、財界もその安倍政治を金で買おうという、まさに「恥知らず」といわざるを得ない状況の復活です。








