写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

報道写真家 石川文洋を聞く

2014年11月18日 | 写真日記
11月16日、能登民商創立40周年記念の集いの講師として私がベトナム戦争報道以来注目し続けていた写真家の石川文洋氏が「命どぅ宝」というテーマで話すということを聞いて羽咋市の会場まで駆けつけました。
奇しくもオール沖縄県民が米軍基地返還への願いを託した翁長候補と自民党推薦で公約を翻し昨年12月辺野古基地移転を推進させる立場に立った現職知事とのたたかいとなった沖縄県知事選挙の投票日でした。
沖縄で生を受け「戦争」という非人間性と残虐な事実を冷徹なカメラの目を通して語り続けた石川文洋氏の話は期待にたがわぬものでした。



沖縄戦から基地の島沖縄の置かれた状況、ベトナムからボスニア、ソマリア、アフガニスタンなど戦争の本質と民衆の姿を切り撮った写真のスライドを使ったお話は戦争を引き起こす者たちが「国益」という言葉のもとに人間の命や尊厳をごみのように捨てる姿を見せ、聞かせると同時にカメラを持つ者の「覚悟」のようなものをも感じさせてくれる一時間半のお話でした。



私も書店店長時代の数十年は民商会員として能登民商の人たちとも縁浅からぬ関係だったので、このような素敵な催しが成功したことも、沖縄県知事選挙での翁長知事誕生とともにとてもうれしいことでした。

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