写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

早春の使者 天然記念物ニホンカモシカ

2016年03月12日 | 写真日記
    [早春の使者 ニホンカモシカ]

昨日のブログでも触れたが、私の主要な撮影フィールドである金沢市南部を取り巻く丘陵地域でも例年より早く雪解けが進み地表での芽生えが始まりました。
写真は今冬初めて対面したニホンカモシカが長い飢餓の季節を終えてゆったりと採餌をしているところです。
「ニホンカモシカ」はご存じの通り天然記念物として最高の保護の対象として人間から危害を受ける心配もなくいまは山里でもその姿をときには見かける存在になっています。

    [間伐された竹林の奥から凝視するニホンカモシカ]

ニホンカモシカは人間をあまり恐れないとはいうものの、やはり野生の動物です。
たいていの場合は人からはあまり気づかれない距離を取って、人間の気配を感じると遠くからこうして凝視し心配がない状況だと思うとまたゆったりと餌を採ったり天気が良いと日向ぼっこをしたりの動きに戻ります。

    [フクシマの原野の野生動物たちは?]

私は金沢の周りの山里で暮らす野生の動物たちによくカメラを向けます。
もちろん自然の中で暮らしている動物たちには避けられない危険に遭遇して傷ついたり死んだりしたものを見かけることがあり、それは痛ましいことではありますが「自然の法則」として気持ちの上で受け入れることができます。
しかし、自然の中に生きる動物たちにレンズを向けていると対象の動物の姿に重なるように福島原発事故の3.11を機に降りしきる放射性物質、堆積した放射性物質のなかで生き続ける野生動物がどうなっているのかとても気になっている5年目の春です。

金沢市南部の山里に生息するニホンカモシカの写真を二枚アップして今日のブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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