[果樹園にリンゴの花咲く]
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
・・・・・・・・
島崎藤村の詩「初恋」の冒頭の二行です。
私の生まれた香川県にはリンゴ畑もリンゴの樹もなく、もちろんリンゴの花も見たことはありませんがこの詩が放つリリシズムのとりこになって夢中で暗唱したことを思い出します。
田舎の高校を卒業してある機械メーカーの現場で旋盤を廻していたころ、定時制高校に通いながら働いていた同僚が長い夜勤で猛烈な睡魔を打ち払うように工場の騒音にまけないほどの大声でこの詩を朗誦していたこと、辛い労働と共にセットで思い出します。
金沢に住み写真を撮るようになって詩のイメージとピッタリの「リンゴの花」を果樹園で見たとき鮮やかにそのころの記憶がよみがえりました。
[林檎畑の樹の下に]
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
詩「初恋」の最後の一節ですが、そのころの日々の辛い現実の労働から離れ、意識だけでも夢のようなイメージの世界を求めて抒情詩などを読みふけっていたことを思い出しました。
それにしても桃や梨、リンゴやミカンなど果物の花はなぜこんなに美しく人の心を惹きつけるのでしょうか・・・。
金沢市郊外にはかつて多くの果樹園があり春には文字通り桃源郷のような風景を創り出していました。
ただいまは宅地開発が進みいずれも淋しいことになってきましたがそれでも果樹農家の方たちの働きで美しい果樹園が残っていて美しい花も咲いています。
今日はリンゴ畑の花写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。
当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
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島崎藤村の詩「初恋」の冒頭の二行です。
私の生まれた香川県にはリンゴ畑もリンゴの樹もなく、もちろんリンゴの花も見たことはありませんがこの詩が放つリリシズムのとりこになって夢中で暗唱したことを思い出します。
田舎の高校を卒業してある機械メーカーの現場で旋盤を廻していたころ、定時制高校に通いながら働いていた同僚が長い夜勤で猛烈な睡魔を打ち払うように工場の騒音にまけないほどの大声でこの詩を朗誦していたこと、辛い労働と共にセットで思い出します。
金沢に住み写真を撮るようになって詩のイメージとピッタリの「リンゴの花」を果樹園で見たとき鮮やかにそのころの記憶がよみがえりました。
[林檎畑の樹の下に]
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
詩「初恋」の最後の一節ですが、そのころの日々の辛い現実の労働から離れ、意識だけでも夢のようなイメージの世界を求めて抒情詩などを読みふけっていたことを思い出しました。
それにしても桃や梨、リンゴやミカンなど果物の花はなぜこんなに美しく人の心を惹きつけるのでしょうか・・・。
金沢市郊外にはかつて多くの果樹園があり春には文字通り桃源郷のような風景を創り出していました。
ただいまは宅地開発が進みいずれも淋しいことになってきましたがそれでも果樹農家の方たちの働きで美しい果樹園が残っていて美しい花も咲いています。
今日はリンゴ畑の花写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。
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ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー