山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

塩山洋酒 オレンジルーシー 最終入荷

2020-02-14 09:58:26 | ワイン四方山話

塩山洋酒から、オレンジルーシーが入荷です。

流行のオレンジワインの中で、最も売れているのが、オレンジルーシー。

塩山洋酒の萩原社長は、現在のオレンジルーシーより、さらにレベルアップを試行錯誤するため、在庫限りで、一旦終売になります。

http://hamamatsuya.jp/orange-list.html

白ワインの甲州種の、皮も一緒に醸すオレンジ色のワイン。

通常の甲州種ワインより、複雑な味わい。

春には、丸藤葡萄酒からも発売されます。

是非よろしくお願い致します。


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事情あって、飲めない方に。

2020-02-13 13:26:31 | 新商品インプレッション

医者に止められている、自制しているなどの理由により、お酒が飲めない方に、月桂冠のノンアルが、リニューアル新発売です。

大吟醸テイストです。

250㎖400円くらいでしょうか。

飲めないけど、飲んでみたい。

飲んでいた習慣が、なかなか抜けれない。

ノンアルコールのビールテイストは、飲み飽きた。

そんな方にお勧め。

ノンアルコール飲料は、伸びています。

今後も伸びる分野と思います。

超高齢化社会が続くので。

日本酒のノンアルでは、月桂冠が先行していますが、幾度も改良を重ねています。

今回はどうでしょうか。

 


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マスカットベーリーAの工夫

2020-02-12 16:14:33 | ワイン四方山話

日本の在来品種、マスカットベーリーAの薄さを工夫するワインの紹介です。

本坊酒造マルスワインの穂坂収穫、カベルネ・ベリーAです。

720ml、1815円です。

山梨では有名なワイン。

売っていない酒屋は無いほどです。

名前の通り、カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカットベーリーAのブレンドです。

ブレンド比は、半々ということを、以前聞いたような気がします。

穂坂収穫の穂坂は、韮崎市穂坂地区のことで、ここで収穫された葡萄を使っています。

穂坂地区は、大変良いブドウの産地で、韮崎市がワイナリーの誘致を募集したこともあり、マルスワインが生産拠点を穂坂につくりました。

樽熟成もして、しっかりした赤ワインになっています。

各ワインコンテストの入賞の常連ワインです。

その姉妹品として、

こちらは、メルロー・ベーリーAです。

メルローとマスカットベーリーAのブレンドですね。

間違いやすいので、カベルネ・ベーリーAしか扱っていなかったのですが、日本ワインコンクール2019の、欧州系在来品種ブレンド赤部門で、銅賞(カテゴリーでは2位)に入賞したのを機に、両方のワインを販売しています。

http://hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#honbo

こちらは、塩山洋酒のジャパニーズブレンドです。

ブレンドは、マスカットベーリーAと、ブラッククイーン、ベリーアリカントの3種類。

3種類とも、日本ワインの父、川上善兵衛氏が品種改良したものです。

この3種類をブレンドしているワインは、このワインしか存じていません。

まさに、ザ・日本ワインです。

2424円。

こちらは、蒼龍葡萄酒(勝沼町)のマスカットベーリーAのロゼ。

赤ワインを作るとき、濃い部分を抜いて、ワインをつくる醸造方法があります。

残った薄い分はロゼワインになります。

このロゼは、この方法で作ったロゼでしょうか。

それでは、濃い赤ワインはというと、山梨のベーリーAというワインがあるのですが、現在ワイナリー欠品で、ご紹介できません。

その欠品しているワインは、日本ワインコンクール2018年金賞、同2019年銀賞を受賞した、大変人気のワインです。

どちらも1760円。

入荷しましたら、ご案内します。

マスカットベーリーAを工夫しているワインは、いろいろ面白いです。

 

 


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売っていないワインと、誤発注したワイン

2020-02-11 13:12:09 | ワイン四方山話

普段売っていないワインに、お客様の注文が入り、納品されたワインはこちら。

マルスワイン(本坊酒造、笛吹市)の穂坂マスカットベーリーAです。

昔から発売されているワインで、以前は当店も販売していました。

ですが、山梨はワイナリーが80社、マスカットベーリーA種のワインもたくさんあるので、いつの間にか棚落ちしてしまいました。

マスカットベーリーA種にしては、色の濃いワインです。

それは、コールドマセレーションという製法にあります。

葡萄をすぐに発酵させないで、低温で数日間タンク内で保管します。

その間に、葡萄の色素がより多くでるため、通常の醸造ワインより、色の濃いワインになります。

720mlで、1628円。

そんなに高くなく、一工夫しているマスカットベーリーAのワインです。

次は、誤発注したワイン。

盛田甲州ワイナリー(勝沼町、ブランド名シャンモリ)の樽熟成マスカットベーリーAです。

本当は、同じシャンモリワインの穂坂町産マスカットベーリーAが欲しかったのですが、間違えました。

こちらは、マスカットベーリーAを樽熟成しています。

樽で熟成することにより、味わいを深くします。

720ml、1870円。

間違えて、初めて知ったワインです。

コスパも良いし、売らせていただきます。

もちろん、穂坂町産マスカットベーリーAも、発注し直します。

盛田甲州ワイナリーは、愛知県の酒造会社です。

清酒「ねのひ」の会社ですね。

県外資本なので、山梨県民への知名度は高くないのですが、質の高いワインをつくるワイナリーです。

そして、価格が抑えられているのが嬉しいです。

マルスワインとシャンモリワインの2つのワインに共通するのは、マスカットベイリAへの工夫です。

日本在来品種のマスカットベイリAは、外国ワインに飲み慣れた方には、薄く感じられる場合があります。

それを補うため、各ワイナリーが工夫します。

どちらもその工夫は成功していると思います。

マスカットベーリーAは、日本のワイン品種として、国際ぶどう・ワイン機構(OIV)に登録されています。

OIVに登録されている日本の葡萄品種は、甲州種とマスカットベーリーAだけです。

マスカットベーリーAのワインを見かけたら、ぜひ手に取って、ワイナリーの工夫を見てください。

 

 


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一升瓶ワインの工夫

2020-02-10 15:00:52 | ワイン四方山話

先日、このブログで、マスカットベーリーAのワインの工夫について、記しました。

それでは、一升瓶ワインのマスカットベーリーAのワインの工夫はどうでしょうか。

工夫とは、マスカットベーリーAの薄さを克服する工夫です。

一升瓶ワインでは、他の葡萄品種のワインをブレンドすることです。

こちらは、日川中央葡萄酒(笛吹市一宮町)のリエゾンのマスカットベーリーAです。

マスカットベーリーAに、甲斐ノワールが15%ブレンドされています。

甲斐ノワールは、山梨工業技術センターが、カベルネソービニヨンとブラッククイーンを掛けて開発した品種。

ブラッククイーンは、明治末期、新潟の富農で日本ワインの父、川上善兵衛氏が改良した品種で、在来品種です。

甲斐ノワールは、色の濃いワインで、マスカットベーリーAの薄さを補完します。

こちらは、北野呂醸造(笛吹市一宮町)のウインワインの赤。

マスカットベーリーAが70%、メルローが30%。

日本で栽培されたメルローのワインは、価格が高いのが一般的です。

北野呂醸造のメルローも720mlのワインが販売されていますが、2200円です。

ん、720mlで2200円。

ウインワインの一升瓶の価格は、2057円。

一升瓶にメルローは30%ブレンドされているので、1800mlの30%は、540ml。

720mlで、2200円なので、540mlは1650円。

ということは、1800mlの残り1260mlのマスカットベーリーAの価格は2057円-1650円=407円?

北野呂醸造のウインワイン赤は、お買い得過ぎます。

こちらはイケダワイナリー(勝沼町)の赤の一升瓶ワイン。

こちらも、マスカットベーリーAにメルローがブレンドされていますが、ブレンド比率を聞いていません。

しかし、マスカットベーリーAにメルローがブレンドされている、と聞いているので、マスカットベーリーAの比率が高いですね。

一升瓶ワインの赤は、このような工夫がされています。

もちろん、マスカットベーリー100%のワインも美味しいですよ。

私は、焼き鳥にはマスカットベイリAがマッチすると、常々思います。


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