HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

女性が美しく見えるには?「アール・ヌーボーポスター展」を見て。

2010-12-07 14:36:40 | 展覧会

 

先日「アール・ヌーボーポスター芸術展」を見てきました。

時代は1890年から1920年の間の約130点のポスター画です。

日本では帝国憲法が発布され、日清日露戦争をへて

そして第1次世界大戦が終了したことまでの時代です。

世紀末思想とか、ベルエポック(よき時代)と言われたときです。

産業革命で市民層が豊かになり、新しい都市文化、大衆文化が生まれ

パリを中心とした、カフェキャバレー、サーカス大衆演劇が盛り上がりました。

リトグラフ(石版画)の発明は、ポスターは大衆の求めるものと提供する側の接点となり、

黄金期を迎えたのです、

この時期の作品には何かレトロで、戦後の文明が失ってしまった人間らしさや

○○らしさが一杯ある気がするんです。

○○の中に女性を入れたいんですね、

約130点のポスターの中に女性像が一杯描かれています。

ポスターですから大衆にアピールするために、ある程度の美人でなくてはいけないけれど

反感をもたれるような美人では困るんですね~

この記事を描くのに、

展覧会作品で一番美しいポスター画の一つを描いたアルフォンス・ミシャの文献を知らべてました。

そしたら、私自身が気がついてないことが記載されていたんです。

ミッシャは、「ポスターにありがちの原色を使ったものでなく

中間色で押さえた品のある美しさを作り上げた!!」

女性の柔らかい優しい美しさを生かすにはこんな色合いが美しい。

ですよね~

装飾画でも、けばけばしいのはやっぱり大衆の評価を得られませんよね~

女性の美しさを引き出すのにこういうことが大事なのでないかな~って思ったんです。

いま日本では、かわ萌(かわいくてもえ系)がはやりです。

これはアニメや仮想の世界の美であって、

ほんとの女性の美しさをを表現するものではないんだろうな~なんて思ったんですよ。

アールヌーボーのポスターは魅力的です。

よんでくださってありがとう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする