2010年の秋に山陰地方に旅行しました。
その時に足立美術館に行ったのです
その時の様子はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/iguanasonata/27291350.html?type=folderlist
その折に、はじめて河合寛次郎の作品を目にしました。
名前は全然しらなかったのです。
一室に特別な展示場があり何気なく寄ってみて、その作品に感動しました。
http://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C4d3.html
普通の陶器の冷たい完成された作品でないんですね。
温かみがあり血が通った陶器。野暮ったくもないモダンな感じが・・
非常に印象的でした。
このポスターの作品が特に印象的でした。形もそして色も・・
今回この展覧会で、初めて。じっくりと彼の作品群と生きざまに触れることができました。
彼は島根県の安来の出身だったんです。その縁で足立美術館にもたくさんの作品があったのですね。
彼は今の東京工業大学窒業科をでて京都市陶磁器試験場に勤務そして京都の五条坂に窯をきつき作陶活動を本格的の始め。
中国朝鮮古陶器の研究を踏まえた作品作りから、用を意識しながら力強い作品、晩年は個性的で重奔放な作品作りをしたのです・
人間国宝の推薦や文化勲章も断って、一陶工として生涯を送ったそうです。
民衆にありつかわれてこそという民芸運動にも携わったいたとか
科学者の眼と詩人の心。という副題が付いているように。かれの人生はそうだったようです。
でも作品はなんともいえない土の香りがしてほんわりとしたものがつなわります。
外で作陶するのが好きで藤棚の下で作陶し、身の回りにも好きなもので、固めていて、自分で作った椅子道具の類に囲まれていたそう、
彼の物に対する審美眼の素晴らしさを感じますよね、
自然のホントの美しさを知っている人だったんだと思わせますよね
彼がお嬢さんによく言った言葉
「わしは一人で育ったんじゃないよ。
日本のことだまや。
山陰の風土や、人々の温かいはぐくみが自分を志しのある人間にしてくれたんだよ」
彼の部屋が再現されていました。
鼻もちやしめ飾りも一年中飾っておくのが好きだったそうです。椅子もこまごました物もかれの手作りだそうです。
ハイみっちゃんも記念撮影です
↑今日のヒロちゃん
よんでくださってありがとう、