信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

八ヶ岳の南麓は暖かかった

2010年12月05日 22時38分32秒 | Weblog
5月に訪ねて以来ご無沙汰している、大泉町(北杜市)の会社の先輩ご夫婦を訪ねた。
原村に住み始めて3年を経過し、勤務も生活も慣れてきたら日が経つにつれ、今後
北杜市に家を建てて住むことに躊躇し始めてきた。

村とはいえど、村の財政は豊かで、隣町の合併に反対し、村長選挙は合併反対で
当選するほどである。

移住者も増え続け、コミュニテイ活動は驚くほど種類が多く、やがて仕事を辞めたら
学びたいグループ活動は魅力的だ。

近隣は親切で気兼ねなく言葉も交わせるし、八ヶ岳を毎日仰ぎ周囲のロケーションも
豪華なものである。

今日は中央道から長坂インターで降りて大泉へどんどん登っていった。
暫く見ないうちに道路わきは新しい家が建ち、コンビニや飲食店も増えている。
観光地ではないのに移住者が増えているのは首都圏から1時間半から2時間で
やってこれる便利な地域で南アルプスと八ヶ岳に挟まれ、温暖な気候であることも
理由かもしれない。

標高は900メートルくらいだが、もう少し東へ登っていくと清里高原がある。
ここは標高1500メートルくらいあるが、八ヶ岳の南麓になるので、気候が違ってくる。

先輩の家で昼食をご馳走になり、帰宅途中で清里大橋に立ち寄り、八ヶ岳の内で
最も近くに見える赤岳を眺めに行く。




八ヶ岳も場所によっては全く違った見え方になり、原村から見える一番近い山は
阿弥陀岳だが、清里あたりは赤岳が目の前に迫って感動する場面となる。

今日は気温が上がり、空も少し霞んで富士山が墨絵のような姿になって
神々しく見える。



山梨には信州にない良さもあり、自分の住んでいるところが一番良いと
最近は特にえこひいきしていたが、何のことはない、行ってみれば
信州にない空気感を感じる。

あと2年、
終の棲家をどこに決めるか、選択に迷う難しさが増してきたのは間違いない。