信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

体は正直

2011年04月03日 23時34分54秒 | Weblog
春らしい日がやってきた。
心は冬のままだが、いつまでもそのままに留まっていられないのが季節と共にやってくる野菜作りである。

まだ入門して4年目なので、昨年はどうだったかな?と思い出すが最近は季節が安定せず参考にならない。
毎週今でも雪が降っている。
土曜日は暖かい日差しになり、気が急いて庭に出た。
雪が解けた後は土がでこぼこで表面ぱさぱさであまりきれいな土ではない。
それでも日当たりが良い場所はハコベがのさばりびっしりじゅうたん状態に育っている。
日陰はこれまた土を掘っても凍みている。
ジャが芋やきゅうりなど毎年場所を変えているが、専業農家でないので育っている最中になり反省点が出てくる。
やっとチューリップやムスカリの芽が出てきた。

 

よくも雪の中で凍ってしまわなかったときれいなグリーンの芽を見ると愛おしくなる。
結局時間が惜しくなり一日中外で働いてしまった。
レタスの苗を植えてみた。



夜になると疲れが出てぼろ雑巾のようになった。
くたくたになり炬燵で丸まった。
朝、起きようとしたら足腰が痛いのに気が付いた。

特に股関節が伸びない。毎日1万歩近く歩いているのにこのざまは何なのだ?
と、けれど使う筋肉が違うのであることがわかった。

畑での作業は中腰になり伸びたり縮んだり、全身を使うのでいかに普段、体がなまっているかがわかった。
農作業を休んで冬の間は約4ヶ月、これだけで体の筋肉が衰えてしまう。

福島県の被災地の農家は農業の道を絶たれてしまった。
しかも避難場所を点々として、体を張って野菜を作っていたのに早くに体を
壊してしまう日々となった。

長野県はこれから野菜生産が主な収入源となるが、老齢化して跡継ぎがいなくなり
休耕田が増え畑も草だらけの土地があちらこちらに広がっている。空き家も多い。
こうした場所に何とか暫く福島県の農家の人たちが働ける施策ができないものかと
想いを馳せる。