信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

おひさま

2011年04月05日 21時10分55秒 | Weblog
NHKの朝の連ドラのてっぱんが終了した。
途中中だるみをしたが、終わりは感動し馴染んだ役者には寂しさを感ずる。
4月から又半年新しいドラマが始まった。

今度は尾道や大阪から舞台はこの長野県へ移った。
北アルプスを望む安曇野である。
山と湧水のきれいな土地でこれから見たことも無い沢山の景色を
見れるのではないかと楽しみであり、地元であれば思い入れも強くなる。

ヒロインは陽子という名前である。
おひさまのように明るく生きるように母親から言われるが、同じ言葉を自分も言われた。

戦争で負けて台湾から両親は、着のみ着のままで父親の故郷の福島県へ引き揚げて来た。
戦前は台湾で造船の会社を一族で経営しており、私の兄と姉は台湾生まれで
それぞれねえやと呼ぶお手伝いさん付きで何不自由なく裕福に育った。
私は父の実家でろくな食べ物もなく蔵の隅っこで生まれたそうだ。
3月11日に大雪が降る日に生まれ、明るい太陽のような子供に育って欲しいと願い
陽子と名前をつけたそうだ。

母は48歳で未亡人になり、ムスメの私にはいつでも手に職があれば何があっても
生きていけると教員の道を諦めて看護の職業を勧めた。
大嫌いな理系の勉強になるので辛かったが、続いて5年間も学んでしまった。

今になって名前の通り明るく元気な老人になり働き続けているので、
親にはもう会えないがお返しが出来たかなと思っている。