信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

梅の花が咲いている

2013年03月04日 19時34分10秒 | Weblog
今日から3日間、もと住んでいた神奈川県に朝早くやって来た。
ムスコがお腹の手術をするので、朝6時に家を出て高速で約3時間、中央道を飛ばした。
毎度のことだが雪景色が小淵沢あたりから姿を消す。
今朝も寒かった。
ガラス窓も車も凍っていた。

長坂の辺りでは窓の外から見える南アルプスと甲斐駒ケ岳が多分最近降ったのであろうが
真っ白に山々が朝日を浴びて光りあまりに美しさに驚いた。
八ヶ岳を見慣れているが流石に南アルプスは標高ももっと高く鳥肌が立つ。

今回は超渋滞の八王子からの16号線を避けて新しく開通した圏央道を通り高尾に抜け
橋本まで随分とショートカットして楽々町田に着いた。

今日からは留守宅の犬たち2匹の子守にムスメが助っ人に来てくれるので安心して
出かけてきた。
そのため日曜日は一日かけて取り繕いの掃除をした。
ムスメは冷蔵庫や細々したものの整理と掃除が大得意だから
母親の威厳を守るためには先手を打たねばならない。

神奈川県は暖かい。
梅の花が紅白色とりどりに咲きそろっているし、椿の花も満開だ。

息子の入院に付き添い、主治医や麻酔の医師の術前の説明を聞き、同意書を書き
お昼過ぎにはすっかり病人の家族の気持ちが出来上がっていた。
いつもなら白衣を着ての勤務では逆の立場であり、ついつい勤務先と入院先の
比較をしていた。
こういう病人の家族は可愛げがない。

息子の留守宅に夕方戻り、暖房も必要がない部屋でフリースのパジャマにびっしり付いた
タオルの毛玉取りに徹した。
働いているとオトコはこういうことが最も苦手になる。

明日は9時から一番で手術のため、ご家族は8時までにおいでくださいと言われた。
たまには離れてみたいと思っていたが、犬たちの気配がないとかなり寂しい。
幼い頃の子供と同じでああだこうだとしょっちゅう周りをうろついて手を焼いているのが
本当は気持ちに張りを持たせてくれているのだ。
明日は手術が終わったら、元住まいのこのへんの春の景色をゆっくり歩き回って見てみたい。