信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

季節はずれの障子張り

2013年09月05日 21時06分25秒 | Weblog
昨夜からの大雨がやまず、今朝も屋根を打つ雨音が強い。心配してたとおり
電話が来て野菜の出荷は中止になった。
毎朝8時前には車で出かけたリズムが今日は今日は狂ってしまった。
さあ、雨は続いているし、何をしようかと考え、各部屋の掃除を丁寧に行っているうちに
窓ガラス拭きにたどり着いた。
すっかり得意になったハーブビネガーで拭き掃除をしたら
今度は障子の汚れが気になって来た。
どうせ2ヵ月後には引っ越すのだからとは思うが、雨もその時はやんでいたし
綺麗にしてから出ていこうと、障子紙を破り始めた。

冬の間に和室も結露し,障子紙はカビが生えてしまう。
小学生時代、家族全員揃って暮の大掃除の時に畳を外に出して立てかけて干し、
障子の張替えを母親が主導して子供たちが手伝う。そのときいつも思ったのは
水を使って障子の桟を綺麗に洗い、のりを刷毛で丁寧につけていく手伝いが寒くて
手が冷たく早く終わらないかなあとばかり考えていたものだ。

沢庵漬けのための大根洗い、保存用の白菜洗い、風呂の水汲み、薪割り、雪かき、掃除以外にも
こどもの季節の手伝いは一杯あった。
遊びたいがコドモガ親の仕事を手伝うのは当たり前と育ったので、お陰で役に立つこと。
まして育った時の福島の寒さより今の信州のほうがよほど寒い。



障子張りは多分これが最後であろう。
もう障子がある家には住むことはないから・・・・。
4枚の障子張りは3時間かかって終了し部屋がすっかり明るくなった。
寒い時期に行う仕事は暑い時に行うと、季節感はないが手がかじかんで
辛い思いはしなくてすむ。