信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

台風18号通過

2013年09月16日 14時02分42秒 | Weblog
日本列島を暴風と大雨が大被害をもたらし、今日一日朝からテレビに張り付いている。
午前中、信州にも近づき滅多にないこの原村にも大雨洪水警報が出た。
窓の外は雨と風により道路は川になり、前の家の雨どいは溢れて道路に飛び出している。

けれど、テレビの画面に次々と中継されてくる京都や福知山、福井などの惨状を見ると
まだまだ大きな川が流れていないこの地域は被害は小さい。

竜巻やゲリラ洪水、東日本大震災、とこれまでの災害の場面が頭の中でシャッフルされる。
年々時間の経過が過ぎるのを早く感じると共に、記録的な自然災害の多さが気になる。
経済の回復以上に災害の被害の修復が追いつかないではないか。

福知山市の水没した市内の様子は何度も映し出されるたびに、暴れまわる水の恐ろしさに
気持ちが沈んでいく。

伊那市に住むムスメから安否の電話が来たが、原村より伊那市は停電になっており
こちらより被害を受けている。
天竜川の洪水も過去に台風で大被害を受け、地域内には長谷村にはダムがあり大きな川が
伊那に向かって流れ込んでいる。
穏やかな年は豊かな水が美味しいお米を豊作に導くが、ダムや諏訪湖のように水門が何箇所も
あれば、下流の洪水に繋がり簡単に水門を開けることが出来ない。

災害が始まれば人力は及ばないが、寝食を忘れ何日も災害現場で働く人々が沢山いることに
感謝せねばなるまい。
毎年増えていく自然災害の多さに7年後のオリンピックの話題は、別世界へ吹っ飛んでいってしまった。

午後、雨が小止みになって庭を見たら、この夏トマトを沢山実らせてくれたビニールハウスが
全部壊れていた。
庭の草花は倒れて見る影もない。植木鉢などが吹っ飛んでいる。
引越し準備に切り替えるのは後始末もいい機会になるかもしれない。

けれど近隣の大きなビニールハウスがビニールが飛ばされ、胸が痛む景色になっている。
問題は、この連休近辺で予定されていた稲刈りが水浸しになり倒れた稲をどのように刈り取るのか
農家にとっては大被害だ。
果樹農家も収穫時期なので大被害となるであろう。
この後の数日間の全国の被害状況を聞くのが恐ろしい。