信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

まだ原村の人かも

2013年11月16日 20時36分10秒 | Weblog
昨日の雨がやみ、朝から快晴の空に忙しく動き回る。
洗濯物を干し犬の散歩に出かけたが、先日撮った写真の緑の青々の畑で
ご夫婦が野菜を収穫している。
きれいな畑ですねぇと話しかけたら、あんたどこの人?と聞かれ、引っ越してきたばかりです
と言ったら、あああの大きい煙突の家の人だねと身元ばればれだ。
野菜を持っていく?と水も滴るキャベツと太い葱を頂いた。

いつでも畑からとって行っていいよと言われ、しばらく色々話し込んだが
勝手に野菜を採って行っていいとは何といい人達だろう。引っ越してまだ2週間だが
これでもう3ヵ所の農家の方から野菜を頂いた。
諏訪では伊那の人はいい人だよと聞いたがまさしくその通り。

頂いた野菜を抱えて帰り、すぐに原村へ出かける。
昨日雨の中杖突峠を越え、紅葉がきれいだったが、今日は忙しいためにカメラに収めるのも慌しい。
昨日目に入らなかった電線が、景色に邪魔をする。

  




唐松が青空に映えてまっ黄色。
道路には落ち葉が雨で不思議な模様を作っている。
人工ではないまことに自然のなせる芸術作品だ。

  


原村へ入り、いつもの通勤道路を通るが自分が引越しした実感がない。
帰ってきたよ~でもない。
大家さん親子に会い話し込んだ後、住んでいた家の掃除をする。
何もない部屋はがらんとしているが、ここに数日前まで住んでおり、さっぱりとした
明るい部屋を見てあの引越しの時の騒ぎは一体なんだったんだろうと過去に戻される。

掃除機をかけ、床を拭きワックスをかけきれいになったが途中で近所のとみ子さんや清子さんが
野菜を持って来たと声をかけてくれる。
それも半端な量ではなく、後部座席は野菜で一杯になり後ろの景色が見えなくなった。
実家に帰ったような気持ちで、また来るねとあり難い親戚が増えたようなものである。
近隣1周してまた伊那に戻るが、僅かまあだ2週間しか経っていないため気持ちも
まだ原村だと思ってしまう。
暖かい近所の人たちに囲まれあり難い月日を送れたことに感謝するのみである。

見慣れた八ヶ岳も雪が降り冬支度になった。