信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

野菜、取れすぎ。

2014年08月05日 12時36分32秒 | Weblog
原村から伊那に引っ越して初めての夏。
ムスメの土地と併せて250坪の敷地に好き勝手に草花や野菜を作る。
何といってもはじめての土地だから、今年から反省点ができ始める。

1150メートルの標高の原村と700メートルの伊那とは様々な違いを知る。
もと野菜や稲を作っていた土地だから土の質は上等だ。
いい気になって、時間にあかせて広い土地を埋め始めた。
草花は育ち始め咲き、景色が変わり朝夕散歩する人々がきれいですね、と褒めてくださる。
この前を通るのが楽しみになりましたと最高の褒め言葉を頂くと、
もう手を抜くわけに行かなくなった。

蜂に刺されようと体中が筋肉痛になろうと休むことなく農作業を続ける。
草花は育ってもいい。
日照りが続くこの地域は朝夕の水遣りが重要で、草取りと併せて1時間半かかる
重労働だ。

苦労に応えて育っていく、野菜は一人暮らしの高齢者には食べきれない。
ムスメもあまり飛びつかなくなってきた。



そして花火大会の前日、きゅうりの棚を見て驚く。
少しだけ収穫をサボったら、お化けきゅうりが沢山ぶら下がっているではないか。

雨も降らないし水不足で、曲がったきゅうりも多く、大山盛り収穫した。
5キロもある。
捨てるには忍びない。
ムスメたち一家は明日から1週間近く旅行に出かけるので相談には乗れない。ただ、
きゅうりのきゅうちゃんを作ったら…と言い残して出かけて行った。
4キロの完熟梅も間に合わず、さしす漬けを作っておいてと頼まれた。

かくして花火大会の朝から4キロの梅漬けと、5キロのきゅうりの漬物作りに
時間を取られた。

きゅうりを刻み続け、塩漬けして2時間後に漬け汁を作り沸騰させきゅうりを浸す。
冷えた後その後3回漬け汁を沸騰させて浸すを繰り返した。



やっと出来上がったのは花火が終わった夜の10時過ぎ。
もうへとへとになった。

けれど5キロのきゅうちゃんは冷蔵庫に保存するが保存容器が場所を占めすぎている。
ご近所に恐る恐る低姿勢になって配ったら、意外、ことのほか喜ばれた。

翌日朝食にご飯に乗っけて頂くと、ぱりぱりして、美味しいではないか~。
苦労は報われた。取れすぎたきゅうりは今回はこれで良かったが、来年からは植えるのは制限しよう。



伊那市の夏祭り

2014年08月05日 12時11分04秒 | Weblog
8月に入り、花火大会や夏祭りが話題になって来た。
お盆も近づき、この季節は涼しさを求めて都会から避難して来る客を迎える
楽しみもある。

先週、蜂に刺され思わぬ打撃を受けやはり10日間くらい罹り治っていった。
ただし蜂が刺した後は皮膚の組織の損傷が酷く、左手は赤黒く色が残っている。
足長蜂といえど侮れず、醜い後が残った
アナフィラキシーショックになるという医学的な病態は自分が経験して初めて
その怖さを知った。
そして、昨日、またまた草取りしている朝にもみじの枝に大きな足長蜂の巣を発見。
今度は鳥肌が立った。
お隣のご主人が注意深く退治して下さった。

かわいそう、折角ここまで大きく作った巣の蜂を殺すのはと思ったが
やるかやられるか、と諭された。

そして8月3日の夜は伊那市の花火大会。
伊那祭りに併せて天竜川と三峰川の合流する河川敷で花火が4000発上がるという。
昨年の諏訪湖の花火大会で、大雨に見舞われサバイバル経験をし、
雷と豪雨の下で死ぬかもしれないという恐怖感を味わい今年はパスした。

夜の7時半、自宅から見下ろす伊那市街地方面のどの辺から花火が見られるのか
興味シンシンだった。
丁度玄関のデッキに座り、真正面に花火が上がった。
約1時間半、規模も違うが家からのんびり椅子に座って見られるのんきな花火は
またいいものだ。
夜になると気温が下がり、この日は22度。
涼しさが過ぎて長袖を羽織り、すっかり冷え切っての花火鑑賞だ。