信州の寒い冬に耐え、ようやく2月が終わりいよいよ3月になる。
と思うと、気持ちが明るくなる。
しかし自分の明日起きる出来事は一ミリもわからないというのに3月初めに襲われた。
ようやく亡くなった愛犬ロゼのために流す涙も抑えることが出来た頃、春の彼岸に入った。
ロゼはまだ49日にもならないのにこちらの岸に強制的に戻されて帰って来たねと言いながら
両親や亡くなった沢山の動物とともにお帰りなさいとお参りする。
17日の彼岸の入りにもう一匹の12歳のダックスの弟分のみるきいが朝から食事もせず、
日中マゴの子育て支援センターから戻ったら昨夜の食事を吐いていた。
これまで何度かよくあることだが、胸騒ぎがしたのと先日のロゼの亡くなるとき早く運べばよかったとの後悔
から夕方動物病院に受診した。
センセイは診察と腹部エコー検査からお腹に5センチくらいのしこりがあると入院になり
3日目には針生検することになった。
もうその頃から気持ちが真っ暗になった。
土曜日に電話があり、血液検査の結果でカルシウム値が異常に高く血液凝固の数値が低く針を刺すことが出来ず
それ以上は大学病院で精査を受けるべく紹介になった。
折から3連休であり、休日明けに大学からの返事待ちとなった。
そして21日の休み明けに明日行けますか?と動物病院から連絡が入り、夢中で行きますっと返事をした。
東京よりは少し近いからと岐阜大学付属動物病院へ朝の9時から10時までに到着するような段取りが出来た。
東京は何とか行けるかと思うが、岐阜も遠い・・・・・。
おととしの9月、亡くなったロゼが椎間板ヘルニアになり、練馬までMRIを撮りに火事場の馬鹿力で運転していったが
今回は何といっても朝が早いので渋滞は避けたい。
中央道は西は飯田より向こうは運転したことがなく、岐阜・・・・と聞いても全くイメージがわかない
がやるっきゃない。
地図を見てもイメージがわかずナビに頼るのみ。
時間に間に合うか、地理感もなくひたすら走るが、途中一宮に出口で出口方向を間違え同乗した娘と代わった。
急いていると頭が混乱し戻らない。。
20分遅れだが大学病院へ着き、人間の病院以上に整然と清潔で美しい動物病院で担当の先生から丁寧な
問診を受け、検査が始まった。血液検査やCT検査を終え、3時過ぎには結果の説明を受ける。
いずれも検査については丁寧にわかりやすく説明があり、きれいなCT画像で腫瘍の場所やリンパの腫脹の存在を
知り、最後にでは原発のがんがどこにあるかまで針を刺して発見してくださりようやく納得した。
肛門嚢という場所に発生した小さな小さながんが腹部に転移し5センチに育ち、それからリンパに飛んでいったという。
珍しいケースで、肛門嚢に出来たのを発見して下さったこと自体が奇跡だ。
毎日一緒に暮らしていても体の中に出来たがんなど発見することなど飼い主であっても不可能で
多分末期になって異常な症状で動物病院へ駆け込んだことであろう。
診断の結果は最悪だったが、トライしてくださったセンセイの気配りや丁寧な話、納得できる今後の治療法など
に頭が何度でも下がる。
これは岐阜大学動物病院の姿勢なのであろう。
ニンゲンの病院の方が医師についてはもっと問題を抱えることが多いかもしれない。
米つきバッタのように頭を何度もムスメと下げて帰路着いた。
行きと帰りは気持ちは大違いだが、これだけキチンと診断を受けられた、ということに安堵し
今後みるきいの余生を少しでも伸ばさねばと、出来ることはやろうと家族でその後決心した。
今日、一昨日の結果が出て担当のセンセイから電話があり取った細胞はいずれもがんだった。
岐阜は車に弱い犬が
毎週の放射線治療の通院は不可能で服薬の抗がん剤の治療を依頼した。
センセイには電話していても頭を下げてしまうようなお話ぶりで、忙しいはずなのにまことに恐縮だ。
岐阜大学というと知りえない知識だったが、動物病院は外科4人、内科6人神経科4人、
そして何と腫瘍科には10人の医師が毎日診療をする。
人間と同じく動物もそれだけ腫瘍が多いということで、大学病院だがもっと町場の動物病院では抱えている
患蓄は多いはずでまたがんになっていることすら知らない飼い主もそれ以上に多いかもしれない。
隣で待っている若いご夫婦はコーギー犬が脳腫瘍で京都から通院し放射線治療を受けていると
涙目で話した。
動物を飼うということは只かわいいだけで飼ってしまうと、その後に味わう辛いことは普通考えないから
責任を負うということを深く全身で受け止めねばならないのである。
2月が終わって明るい3月かと思ったが、犬が亡くなり、余命が少なくなったことを知った犬が目の前にいて
そして同じく同じくお彼岸中に新しい冷蔵庫が故障し、修理に3週間以上かかると言われ今や自分は
サバイバル中である。

帰宅後ほっとしていびきをかいているみるきい
と思うと、気持ちが明るくなる。
しかし自分の明日起きる出来事は一ミリもわからないというのに3月初めに襲われた。
ようやく亡くなった愛犬ロゼのために流す涙も抑えることが出来た頃、春の彼岸に入った。
ロゼはまだ49日にもならないのにこちらの岸に強制的に戻されて帰って来たねと言いながら
両親や亡くなった沢山の動物とともにお帰りなさいとお参りする。
17日の彼岸の入りにもう一匹の12歳のダックスの弟分のみるきいが朝から食事もせず、
日中マゴの子育て支援センターから戻ったら昨夜の食事を吐いていた。
これまで何度かよくあることだが、胸騒ぎがしたのと先日のロゼの亡くなるとき早く運べばよかったとの後悔
から夕方動物病院に受診した。
センセイは診察と腹部エコー検査からお腹に5センチくらいのしこりがあると入院になり
3日目には針生検することになった。
もうその頃から気持ちが真っ暗になった。
土曜日に電話があり、血液検査の結果でカルシウム値が異常に高く血液凝固の数値が低く針を刺すことが出来ず
それ以上は大学病院で精査を受けるべく紹介になった。
折から3連休であり、休日明けに大学からの返事待ちとなった。
そして21日の休み明けに明日行けますか?と動物病院から連絡が入り、夢中で行きますっと返事をした。
東京よりは少し近いからと岐阜大学付属動物病院へ朝の9時から10時までに到着するような段取りが出来た。
東京は何とか行けるかと思うが、岐阜も遠い・・・・・。
おととしの9月、亡くなったロゼが椎間板ヘルニアになり、練馬までMRIを撮りに火事場の馬鹿力で運転していったが
今回は何といっても朝が早いので渋滞は避けたい。
中央道は西は飯田より向こうは運転したことがなく、岐阜・・・・と聞いても全くイメージがわかない
がやるっきゃない。
地図を見てもイメージがわかずナビに頼るのみ。
時間に間に合うか、地理感もなくひたすら走るが、途中一宮に出口で出口方向を間違え同乗した娘と代わった。
急いていると頭が混乱し戻らない。。
20分遅れだが大学病院へ着き、人間の病院以上に整然と清潔で美しい動物病院で担当の先生から丁寧な
問診を受け、検査が始まった。血液検査やCT検査を終え、3時過ぎには結果の説明を受ける。
いずれも検査については丁寧にわかりやすく説明があり、きれいなCT画像で腫瘍の場所やリンパの腫脹の存在を
知り、最後にでは原発のがんがどこにあるかまで針を刺して発見してくださりようやく納得した。
肛門嚢という場所に発生した小さな小さながんが腹部に転移し5センチに育ち、それからリンパに飛んでいったという。
珍しいケースで、肛門嚢に出来たのを発見して下さったこと自体が奇跡だ。
毎日一緒に暮らしていても体の中に出来たがんなど発見することなど飼い主であっても不可能で
多分末期になって異常な症状で動物病院へ駆け込んだことであろう。
診断の結果は最悪だったが、トライしてくださったセンセイの気配りや丁寧な話、納得できる今後の治療法など
に頭が何度でも下がる。
これは岐阜大学動物病院の姿勢なのであろう。
ニンゲンの病院の方が医師についてはもっと問題を抱えることが多いかもしれない。
米つきバッタのように頭を何度もムスメと下げて帰路着いた。
行きと帰りは気持ちは大違いだが、これだけキチンと診断を受けられた、ということに安堵し
今後みるきいの余生を少しでも伸ばさねばと、出来ることはやろうと家族でその後決心した。
今日、一昨日の結果が出て担当のセンセイから電話があり取った細胞はいずれもがんだった。
岐阜は車に弱い犬が
毎週の放射線治療の通院は不可能で服薬の抗がん剤の治療を依頼した。
センセイには電話していても頭を下げてしまうようなお話ぶりで、忙しいはずなのにまことに恐縮だ。
岐阜大学というと知りえない知識だったが、動物病院は外科4人、内科6人神経科4人、
そして何と腫瘍科には10人の医師が毎日診療をする。
人間と同じく動物もそれだけ腫瘍が多いということで、大学病院だがもっと町場の動物病院では抱えている
患蓄は多いはずでまたがんになっていることすら知らない飼い主もそれ以上に多いかもしれない。
隣で待っている若いご夫婦はコーギー犬が脳腫瘍で京都から通院し放射線治療を受けていると
涙目で話した。
動物を飼うということは只かわいいだけで飼ってしまうと、その後に味わう辛いことは普通考えないから
責任を負うということを深く全身で受け止めねばならないのである。
2月が終わって明るい3月かと思ったが、犬が亡くなり、余命が少なくなったことを知った犬が目の前にいて
そして同じく同じくお彼岸中に新しい冷蔵庫が故障し、修理に3週間以上かかると言われ今や自分は
サバイバル中である。

帰宅後ほっとしていびきをかいているみるきい