Il film del sogno

現実逃避の夢日記

博士の愛した数式

2006-01-22 23:42:00 | 日記
1/22(日)大雪から一夜明け抜けるような青空。近所のシネコンで【博士の愛した数式】鑑賞。洛陽の紙価を高めた原作(これは発表時に読了)の映画化だからか、ほぼ満席の盛況。80分しか記憶を維持できないと言う偏屈ではあるが、心穏やかな数学者と家政婦(と10歳になるその子供)の交流。監督は黒澤明の高弟・小泉堯史。原作にほぼ忠実な人物造形と淡い描写が好ましい。スクリーンに何度も陽炎がたった。人を思いやる気持ちのやさしさや切なさが胸に迫るのだ。寺尾聡、深津絵里、吉岡秀隆、浅丘ルリ子各人適役好演。臍下丹田が温まる心地でありました。これはメルヘンだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雪

2006-01-22 00:54:00 | 日記
1/21(土)AM9:00起床、窓外は一面の雪化粧。5年ぶりの大雪だそうな。白銀の世界を見ても、幼少の頃のようにトキメクものがない。大人はまことにつまらない。散歩がてら近所のシネコンで何か見ようと思っていたのだが、雑務に追われてグズグズしているうちに午後となる。山本文緒の【恋愛中毒】読了。著者の作品は随分読んだが、出世作の本作は未読であった。ネガティブな主人公の語り口でグイグイ読ませる筆力は相当なものである。レンアイは、辛く切ない。そしてミステリアスでもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする