2/7(水)晴れ
朝から豊洲へ。
トラックとコンテナを見に行く。
昼は日本橋で旧知の同業者と密談。
焼き鳥丼とウドンのセットメニューのランチをご馳走になる。
近所にある日本映画技術協会へ来年度の会員更新。値上げあり15,000円也。
日本橋郵便局で3月鑑賞予定の芝居のチケット代金を振り込む。13,580円也。
帰れば退屈な会議である。
夕刻、何とか抜け出し新宿へ。
厚生年金会館で『ドリーム・ガールズ』の試写鑑賞。
ほぼ満席の大盛況。さすが本国で大ヒットの演目。
シュープリームスをモデルにした豪華絢爛たるミュージカル大作である。
ダイアナ・ロスといえば、わが弱年時の思い出のアーティスト。
『Stop! In the Name of Love 』『You Keep Me Hangin' On 』『You Can't Hurry
Love 』『Touch Me in the Morning 』なんぞはいまでもカーラジオから流れてくる
と思わずボリュームを上げる。
帯同した相方が『むかしむかしシュープリームスのベスト・アルバムを貸した彼女がいました。戻ってきた頃にはその恋も終わっていた・・・』と、遠い目をして淡い体験をのろけて語る。
『リアルタイムで聞いてないよね。レコード?』
『ナツメロですよ。もちろんCD』
こうしたジェネレーションギャップにやや憮然とする。
映画は開巻からモータウン・サウンドでパワー全開。
全てのスコアが60年代のブラックミュージックに敬意を払いつつも、全くのオリジナル作品であることに驚いた。
大ヒット・ミュージカルの映画化であり、その時代考証とセットは徹底しておりこれ
も目を見張った。
また一方でショウビジネスのダークな側面も切り出して、単なるスーパースターの栄
枯盛衰記になっていないところも懐が深い。
上映時間2時間10分、全くダレ場がなかった。
本作が実質デビューのジェニファー・ハドソンがとにかく凄い。
その熱唱はもはや音楽ではなく魂の叫びであった。
ヒロイン・ビヨンセを完全に喰っていた。
これはアカデミー(助演女優賞)確実じゃないかと思ふ。
久しぶりにミュージカル映画で落涙した。
音響設備のしっかりした大劇場で再見したい。
帰りに『つな八』で天ぷら定食を食す。
日付が変わる頃帰宅。