Il film del sogno

現実逃避の夢日記

守護神

2007-02-27 00:35:00 | 日記
2/26(月)晴れ
夕食後うたた寝をしたせいで遂に一睡も出来ず、辛い朝を迎える。
いつもと変わらぬ週明け。
終日デスクワークをする。
帰路、有楽町・マリオンにて『守護神』鑑賞。2割程度の入り。公開終了間近。
これは邦画『海猿』と『愛と青春の旅立ち』を足して特殊効果を掛け合わせたようなハリウッド大作。
ウォーター・ワールド以降、ヒット作に恵まれないケヴィン・コスナーが頑張っておりました。やっぱスターだね。共演はアシュトン・カッチャー。お話はベタで展開も読める。2時間中弛みもなく起承転結の按分もよし。友情と自己犠牲に素直に胸が熱くなった。
大劇場のど真ん中、大音響、圧倒的な映像に満足した一本。
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松ヶ根乱射事件/長州ファイブ

2007-02-27 00:21:00 | 日記
2/25(日)晴れ
午前は香典返しリストの整理。
相手と金額ごとに商品を決めてゆく。
これがなかなか難儀である。

午後、修理されて戻ってきた愛車で近所のシネコンへ。
『松ヶ根乱射事件』を鑑賞。公開2日目。13:00の回。観客10名弱。山間のとある田舎町を舞台にした滑稽でもの悲しいドラマ。監督山下敦弘の前作『リンダ リンダ リンダ』が良かったので若干の期待はしていた。しかしまだ20代というのにこの落ち着いた作風は大したものである。
時代は90年代初頭、バブル崩壊後の地方都市(ロケ地は長野のようだ)。主人公の警官には新井浩文。双子の兄に山中崇。全体のユルユル感は監督の持ち味であり、このリズムを受け入れられないと辛かろう。(現に3名が途中退出して戻ってこなかった)誰もが指摘するであろうファーストシーンや展開が、コーエン兄弟の『ファーゴ』に似ている。70年代のにっかつ作品群のテイストもあり、アングラの匂いがして興味深かった。これは邦画の伝統で良い面でもあり悪い面でもある。省略の妙あり、細部のリアリティもある。ちまちま貧乏たらしいところも好感が持てますな。
三浦友和、安藤玉枝、川越美和、木村祐一などの脇役陣が適役でありました。

続いてこれも単館系邦画『長州ファイブ』を梯子鑑賞。15:30の回。尊王攘夷の気運が高まる幕末が舞台。若き長州藩士(山尾庸三、野村弥吉、志道聞多、伊藤俊輔、遠藤謹助)は英国へ密航する。ロンドンでそれぞれの分野の技術や知識を貪欲に吸収していく・・・・。と、まぁ200年以上鎖国を続けてきた日本から、広い世界へ飛び出した若者たちを描いた美談。文科省推薦映画。プロジェクトXだな、これは。往時を再現したCGがややチープ。正月にやるTVのスペシャルドラマのようだった。ストレートな語り口にこちらが気恥ずかしくなったが、やはり幕末の志士たちは偉かった。

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