Il film del sogno

現実逃避の夢日記

プライド

2009-01-22 00:53:00 | 日記
1/21(水)曇り後雨
天候下り坂、されど寒さも和らぐ大寒過ぎ。比較的緩やかな日中の業務。夕刻、本郷の某取引先へ。移転だ経費削減だと景気の良い話はなし。終わって銀座で下車。丸の内TOEI2にて少女漫画の巨匠、一条ゆかり原作のコミックの映画を観賞。場内ガラガラかと思いきや意外と若い女性が多かった。なるほどレディースデイ? 結論から先に記すとこれは早くも年度ベストの一本。境遇の全く違う二人の少女が、壮絶な愛憎にもまれて、声楽の世界を目指す大河ロマン。かたや乳母日傘の温室の花、かたや母親に虐待されて育った雑草。音楽的才能は互角。そこにレコード会社の御曹司、恩師、恋人などが入り乱れ…。まず音楽ものとしてしっかりした作りになっている。オペラからポップスまでのステージ上の楽曲が聞かせる。主演の二人(ステファニー、満島ひかり)は初見。少女漫画のバタ臭さや一つ間違えばチープになるシーンをモザイクのように組み上げて全くダレ場がない。これは一種のモンスター対決の映画でもある。さすがガメラの監督・金子修介。恐るべし。
コメント
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