Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ファミリー・ツリー/虹色ほたる~永遠の夏休み~

2012-05-20 03:07:15 | 映画
5/19(土)晴れ
深夜に就寝、少し寝坊して10時起床。この1~2時間の出遅れが後々響いてくる。午後から近所のシネコンでアレクサンダー・ペインの新作鑑賞。原題のDescendantsというのは子孫と云う意味らしい。ファミリーツリーとは最近にない巧い邦題だと思ふ。映画はスーパーヒーローやエキセントリックな主人公を描けば絵にはなる。役者は俗っぽい小市民を演じるのが最も難しいのではないか。才人ジョージ・クルーニーは元来濃い目のキャラであるが本作ではコキュの役廻り。ペイン監督は優れたシナリオライターでもあり、その絶妙な人物配置と造形で何度も唸った。知的な演出は抑制が効いて単なる泣かせる話にしないところが素晴らしい。しかし今生の別れの科白には号泣した。さらば我が友、我が苦痛。夫婦は戦友なり。おとなの映画の傑作なり。一旦帰宅して愛犬の散歩、ジムでのエクセサイズやら買い物をして夕食。夜は愛車で再度シネコンで邦画のアニメを鑑賞。昨今のCGに拮抗するような手書きに拘ったウエルメイド質感。純朴な絵柄は賛否あるかもしれない。シーンによって少し作画レベルにバラツキがあるのが気になった。これは多くの外注を使っているからか。タイムスリップとノスタルジー。繰り返し描かれている設定ではあるが、ダムの底に沈んだ集落に蛍伝説、友情や家族愛、ほのかな初恋を絡めてこれも泣かせる。幸福なエンディングで胸がいっぱいになった。JOY大泉のデジタル上映は本当に鮮明である。音響の良さも特筆したい。
コメント
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