Il film del sogno

現実逃避の夢日記

映画はやっぱり映画館

2012-06-23 20:39:49 | 映画
6/22(金)豪雨後曇り
朝の通勤時に最も激しき雨が降った。午後から営業廻りで珍しく収穫ある商談となった。珍しく1時間近い残業そして池袋で徘徊。逡巡した結果、素直に帰宅することにする。TVで昨年大ヒットした邦画をやっていた。愛犬と遊びながら斜めに見たが間断なく入るCMと容赦のないカットに興味も感動も半減。テレビの功罪は色々あるが何より悩ましいのはタダ(無料)だということであろう。人間身銭を払わなければ血肉にはならないのではないか。零時近くのニュースを見ているうちに意識混濁。昨日同様気がつけば明け方である。
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ジェーン・エア

2012-06-23 20:05:06 | 映画
6/21(木)曇り
映画は基本的に独りで観に行くものだと思っている。帯同者があるのは年に何本もない。であるから鑑賞後に誰かとか感想を言い合うこともなし。定時退社して何時もの通り新宿で途中下車。武蔵野館で欧州映画を鑑賞。終映後隔離された喫煙ブースで紫煙とため息を同時に吐いていると・・・。『何度目の映画化ですかね?』と独りごとのように話しかけてきた上品な初老の婦人あり。『戦前から何回も映画化されたようですね。小説が書かれたのは19世紀中期ですから映画の誕生より古い。大昔に深夜のTVでオーソン・ウェルズとジョーン・フォンテーヌ、子役でエリザベステーラーが出ていたのを観た記憶があります。母親と一緒に観ました。彼女の解説付きです(笑)』『お母様はお幾つ?』『とっくに亡くなりました。生きていれば80をとうに超えています』『主演ふたりが上手だったわね』『SHAMEはご覧になりました?男優のほうが良い仕事をしてます』『最近の映画には疎くって』『映画ほど長い人生経験が鑑賞眼を磨く娯楽はありませんよ。もっとご覧になれば良い・・』きっと原作を愛読し続けている元文学少女であろう。『深い内容でしたわね』『おっしゃる通り深い。お若い方々が観て面白いとは思わないだろうけど・・・』イングランドの景観よし。まだ若い日系監督の前作も大いに感心したが、誰もが知る古典を達意の演出で料理して巨匠の風格である。
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