9/10(火)曇り時々晴れ
業務報告略。新宿ピカデリーで青山真治の新作鑑賞。芥川賞受賞作の原作は雑誌掲載時に読了。小説に極めて忠実造りであり印象的な科白の捨拾選択は流石に荒井晴彦である。寂れた地方都市の閉塞感や冷徹な人間描写に演出のこだわりを感じた。作品の成否は主人公と3人のキャスティングだろう。特筆すべきは篠原有希子。キヤリアを見ると小劇場や映画の端役が大半。これは楽しみな人材が出てきた。地下鉄に向かう途中で気になるポスターが・・・。オリンピック監督と揶揄されることもある寡作の橋口亮輔監督の新作はワークショップのエチュードから生まれた小品。凡人たちの日常のスケッチと全身タイツの集団を織り交ぜる。つまりは異化効果である。人に言えない性癖や渇望をコントロールするのは難しい。同好の士というものはありがたいものです。今作でも篠原嬢を発見。終了後に監督とリリーフランキーのトークショウあり。マニアの全身タイツはフルオーダーで三年待ちだそうな。簡単に変態と括るなかれ。異端には相応の覚悟と財力が必要である。
業務報告略。新宿ピカデリーで青山真治の新作鑑賞。芥川賞受賞作の原作は雑誌掲載時に読了。小説に極めて忠実造りであり印象的な科白の捨拾選択は流石に荒井晴彦である。寂れた地方都市の閉塞感や冷徹な人間描写に演出のこだわりを感じた。作品の成否は主人公と3人のキャスティングだろう。特筆すべきは篠原有希子。キヤリアを見ると小劇場や映画の端役が大半。これは楽しみな人材が出てきた。地下鉄に向かう途中で気になるポスターが・・・。オリンピック監督と揶揄されることもある寡作の橋口亮輔監督の新作はワークショップのエチュードから生まれた小品。凡人たちの日常のスケッチと全身タイツの集団を織り交ぜる。つまりは異化効果である。人に言えない性癖や渇望をコントロールするのは難しい。同好の士というものはありがたいものです。今作でも篠原嬢を発見。終了後に監督とリリーフランキーのトークショウあり。マニアの全身タイツはフルオーダーで三年待ちだそうな。簡単に変態と括るなかれ。異端には相応の覚悟と財力が必要である。