6/6(火)晴れ時々曇り
目覚まし要らずで6時起床。定刻出勤。朝一で夜の劇場予約をする。昼にザンギ定食。案件2件をじっくり吟味して承認。定刻退社して新宿で途中下車。馴染みの蕎麦屋で夕食。腹ごなしに地下街を散策。TOHO新宿にて韓国映画を鑑賞。全国17館、都下では単館と小規模興行。キャパ70名の小屋で4割程度の入り。何と単身のお父さんが2~3名いるだけで、他は全て若年層中心の婦女子。どうも主演男優が著名なアイドルグループの一員らしい。お話は兄弟愛と難病もの、それにスポーツ(柔道)を絡めて、まぁつまりは前半に兄弟の不仲や挫折でセットアップして、後半で波状的に盛り上げて泣かせる、という構成。設定や展開に新味はないので役者の熱演やスパイスとなっている笑いのクスグリを楽しむのが料金を無駄にしない鑑賞法かと。しかし、周囲の乙女たちの慟哭・歔欷のサラウンドに我が胸中は冷え切るばかり也。笑いにツボがあるように、泣きもまた然り。ポスターで今作が«7番房の奇跡»のシナリオライターによるものと知る。あちらも作品も偽善的押し付けがましさに辟易した記憶あり。これはお国柄かというとそうでもなく«八月のクリスマス»や«オアシス»など堤防決壊した泣かせる良作・佳作は多い。欠点を連ねるのは本意ではないので相性の問題としておこう。乾いた夜気にあたって繁華街を抜けて帰路に就く。