Il film del sogno

現実逃避の夢日記

20センチュリー・ウーマン

2017-06-04 23:01:50 | 映画

6/4(日)晴れ
7:30起床。朝食後、愛犬と散歩。暑くもなく風が心地よい。愛車に乗って近所のシネコンで9:25開始の洋画を鑑賞。夫婦一組を除いて単身者ばかり、たった8名で上映開始。監督マイク・ミルズは前作から6年も経っているんですな。前作同様渋いキャスティング。思春期の息子を持つシングルマザーの奮闘記。但し、幼馴染の娘や部屋を貸している男女二人の同居人などを絡ませた疑似家族のお話でもある。時代が1979年というのがミソであり肝。夥しい情報量のぎっしり詰まったシナリオで主要5人のキャラクターを書き分け屹立させる手腕は大したもの。オスカーのノミネーションは伊達ではない。ジェネレーションギャップもあるが、フェミニズム運動や国内不況、カーター政権の弱腰外交など価値観がブレている時期でもあって、その辺りの時代背景も踏まえると興味深い。この手のインディー作品を観るにつけ米国の知性的なユーモアを感じる。登場人物の言動は滑稽で悲哀に満ちているが、その愚行もまた愛らしい。苦い真理とはそういうもんだろう。終映後、そのまま小川町へ義父を訪ねる。足取りが少ししっかりしたような。一般道、往きは2時間、帰路は2時間半。夕刻、愛犬と2度目の散歩。毎度の中華を孤食。

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