Il film del sogno

現実逃避の夢日記

きっと、いい日が待っている/海底 47m

2017-08-15 00:30:26 | 映画

8/14(月)雨時々曇り
6:30起床。愛犬と散歩して出勤と同じ時間に家を出る。腹具合極めて悪し。西早稲田で途中下車して雪隠。9:00恵比寿着。マックで朝食。10:00ガーデンシネマのオープンと同時に入館してトイレへ駆け込む。平日午前のデンマーク映画には高齢層100%10数名で上映開始。直近で観たデンマーク映画というと昨年暮れの≪ヒトラーの忘れもの≫が年度ベストの一本で、地雷撤去を命じられた少年兵とそれを指揮する鬼軍曹の胸が潰れるような陰惨なお話。本作も半世紀前の実話が基だという。養護施設での非人間的な教育。規律と更生の為なら体罰も辞さず。教師の打擲より仲間からの≪制裁≫の方が辛かろう。心が軋むようなシーンが続く。邦家でも昔は気合の入った教師のビンタなど日常茶飯でありました。我が子に手を挙げたことのある身として、あの嫌悪感が蘇って陰々滅々となった。恐ろしいのは鬼畜の所業より、それを醸成・助長する権力・組織や正義の名を借りた信念だろう。人物表現を巧みに捉えた演出、清冽な子役たちと達者な脇役陣、ラストに希望を託したシナリオ、いずれも一級品。続いて新宿に移動してB級ホラーをシネマートで鑑賞。若年層のカップルなどで3割程度の入り。ワンシチュエーションで納涼の90分であった。

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