Il film del sogno

現実逃避の夢日記

エル ELLE

2017-08-30 01:20:40 | 映画

8/29(火)曇り時々晴れ
昨日に続いて案件なくお茶を挽く。昼食にビビンバ。980円なり。定刻退社して日比谷まで徒歩移動。蒸し暑い。劇場前のナチュラルローソンのイートインで上映前の一服。日比谷シャンテ・シネにて。ヴァーホーヴェンの新作には若年層男性優勢で場内8割越えと順調な客入り。いやはや前評判通り、刺激的なお話でございました。今は無き≪新橋ロマン劇場≫で≪五月みどりのかまきり夫人≫を観て興奮した大昔を思い出した・・・という冗談は措いて、本作、欧州上流階級の優雅な生活背景とサスペンティックな展開に幻惑されるでしょうが、基本的にはロマンポルノと何ら変わらない骨格(テーマ)をもつ艶笑譚である。イザベル・ユペールと云えばヴァーホーヴェン同様やや露悪趣味のあるミヒャエル・ハネケの≪ピアニスト≫でも物議を呼んだが、あれも真面目人間にとっては応接に困る作風でありました。本作も声を大にして人様にお勧めするには憚る内容。そもそも健康な人間は、この手の映画なんぞ観ませんな。日ノ出と共に働き、日没前に家に帰って、夜は連れ合いと同衾して、ぐっすり眠る。自身のノーマル度を試すには格好の演目かと。

コメント
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