Il film del sogno

現実逃避の夢日記

名もなき生涯

2020-03-12 20:15:01 | 映画
3/11(水)晴れ
晴天で気温も上昇。家人と毎度の爭いごと。不快な気分で愛犬と散歩して朝食。池袋へ出張ってシネマロサにてテレンス・マリックの新作を鑑賞。第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスへの忠誠を拒否して極刑となった実在したオーストリア人農夫とその家族を描いた3時間の長編。山河麗しい欧州の圧倒的な景観と純朴な農民夫婦の日常。後半は捕らえられ拘置所での孤独な服役。過去作同様徹底して説明的な科白を排して互いの手紙(モノローグ)で淡々と心情を語る。主人公は反戦を声高に叫ぶでもなく感覚的な嫌悪感から信念を貫く。人は世相や大勢に流されず、孤高を貫けるものだろうか。キリストの受難を思わせる。
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レ・ミゼラブル

2020-03-12 19:49:36 | 映画
3/10(火)雨
術後3日目の検査あり。10:00に有楽町。経過良好、診察は5分で終了。地下鉄で新宿まで戻る。武蔵野館でフランス映画を鑑賞。観客単身者ばかりで20名程度と閑散。カンヌで韓国映画のパラサイトとグランプリを争ったそうで、さもありなん。これがかの地の実情だとすれば深刻な社会現象だろう。アフリカ系(宗教はイスラム)移民(当然貧困層)のギャング・黒幕・ストリートキッズとそれを取り締まる堕落した警官たち。ドキュメンタリーを思わせる臨場感でグイグイと胸倉をつかまれて揺さぶられたような心地。ラストの子供たちの追い込みが凄い。白黒つけずに燻ぶったままの幕切れも不快感を増幅。いやはや簡単に移民政策とか共生などと云わぬがいい。窮鼠猫を噛む。弱者を虐げると天罰が下る。
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