Il film del sogno

現実逃避の夢日記

BLUE/ブルー

2021-04-12 21:05:23 | 映画
4/12(月)晴れ
7:15起床。9:00まで真面目にお仕事。散歩、朝食。10:00ネットの全国会議。代表以下役員の長く退屈な期初訓示を鼻をほじりながら聴く。リモート万歳。昼にドライカレー・オムレツとアボカド・チーズ・トースト。夕刻、愛車に乗って隣町のシネコンで先週末から公開の邦画を鑑賞。場内ヒトケタの観客数と超閑散。吉田恵輔監督作品は『机のなかみ』(2006年)以来、すべて公開時に劇場鑑賞しているが、駄作・凡作が1本もない。今作も類似佳作の多いボクシングをテーマにしてはいるが、徹底的にヒーローものとしての派手さやケレンを排除した造りで感心した。天才型、努力型の主演ふたりをはじめボクサータイプのキャラ分けが素晴らしい。お約束のトレーナーや恋人の配置も気配り万全。多くを語らず目配せや背中で芝居を成立させる演出も秀逸。四角いリングで闘うことの意義や非情さがジワジワと伝わって鼻腔はグズりっぱなし。松山ケンイチ・木村文乃・柄本時生・東出昌大はキャリア最高の演技だったが、敵役だが無名の守谷周徒を特筆しておきたい。文句なし、年度ベストの1本。帰宅して我が仔と3度目の夜散歩。

コメント
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