9/7(土)晴れ
残暑継続。7:00起床。兄貴分との散歩を済ませて愛車で近所シネコンまで。8:15上映開始の邦画は昨日から公開。カンヌで批評家連盟賞を獲ったそうな。客入りは30名内外と程よい空き加減。監督・脚本の山中瑶子はまだ27歳。ヒロインは破竹の勢いの河合優実。彼女の存在ありきのワンマンショー。芯が強いようで儚く、優しいようで意地悪、我がままで見栄坊。非常にややこしい複雑な役柄をサラリと演じておりました。閉塞する虚飾の大都会で、20代の女性が抱える苛立ちや周囲との関係性を焼き付けた140分。ヒロインに絡むふたりの彼氏はいかにも現代的な装いだが、これは普遍的な姿だろう。オープニングのカフェで周囲の会話(ノイズ)がオーバーラップしていくシーンに感性豊かな女流監督の演出力を感じた。我々はいつでも焦点の定まらない焦燥を抱えて生きているのかもしれない。河合優実が更なる可能性を見せつけた佳作である。帰宅してYouTubeで兵庫県知事の百条委員会の中継を視聴。その厚顔たること鉄面皮の如し。されど一昔前にどこの企業どこの組織にもいた御仁である。時代でありますな。
残暑継続。7:00起床。兄貴分との散歩を済ませて愛車で近所シネコンまで。8:15上映開始の邦画は昨日から公開。カンヌで批評家連盟賞を獲ったそうな。客入りは30名内外と程よい空き加減。監督・脚本の山中瑶子はまだ27歳。ヒロインは破竹の勢いの河合優実。彼女の存在ありきのワンマンショー。芯が強いようで儚く、優しいようで意地悪、我がままで見栄坊。非常にややこしい複雑な役柄をサラリと演じておりました。閉塞する虚飾の大都会で、20代の女性が抱える苛立ちや周囲との関係性を焼き付けた140分。ヒロインに絡むふたりの彼氏はいかにも現代的な装いだが、これは普遍的な姿だろう。オープニングのカフェで周囲の会話(ノイズ)がオーバーラップしていくシーンに感性豊かな女流監督の演出力を感じた。我々はいつでも焦点の定まらない焦燥を抱えて生きているのかもしれない。河合優実が更なる可能性を見せつけた佳作である。帰宅してYouTubeで兵庫県知事の百条委員会の中継を視聴。その厚顔たること鉄面皮の如し。されど一昔前にどこの企業どこの組織にもいた御仁である。時代でありますな。