Il film del sogno

現実逃避の夢日記

極悪女王

2024-09-23 21:21:42 | ドラマ
9/23(月)晴れ
三連休最終日。ようやく最低気温20℃、その冷気で目覚めた。肌寒さを感じて早朝散歩に出る。買いものと散歩以外は表に出ず、居間でネットフリックス製作のドラマを視聴。全5話。1980年代に一世を風靡したヒールレスラー・ダンプ松本を中心とした全日本女子プロレス所属の面々の栄枯盛衰を描いた群像劇。ダンプが憧れたビューティーペアは我と同年代なり。さすがに力道山の現役時代は知らないが、最初のヒーローレスラーは【人間風車】のビル・ロビンソン。宿敵は豊登とサンダー杉山。ミドルティーンになって≪アングル≫や≪ブック≫などの【真相】を知ってプロレス卒業。但しプロレス映画には傑作多し。ダーレン・アロノフスキーの≪レスラー≫や最近ではショーン・ダーキン≪アイアンクロー≫など、女子プロレスモノでは本作にも登場する長与千種が主宰していた団体に英国BBCの女性クルーたちが迫ったドキュメンタリー≪GAEA GIRLS ガイア・ガールズ≫が忘れ難い。プロレスなど単なる八百長などと云えない迫力やドラマがある。さて本作。地上波では到底放映できない業界裏事情と流血の格闘を描いて迫力満点。監督は既に巨匠の風格を漂わせる白石和彌。主演のゆりあんは無論のこと、世間を騒がせた剛力彩芽と唐田えりかの両女優も開き直りと思える熱演で大いに感心。本物には当然及ばぬが、まぁこれが限界でありましょう。興行面でのエピソードについては、経営サイドのいかがわしい三兄弟(村上淳、黒田大輔、斎藤工)とプロモーターの音尾琢真が、人間味溢れて笑いの中にも哀愁あり。一気見するには絶好のコンテンツでございました。
コメント (1)
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