12/21(土)晴れ
非番だが故あって7:30起床。我が仔と散歩、朝食を済ませて、地下鉄に乗り、池袋でカウンセラーを訪問。1時間の雑談(おもに映画の話)をして終了。カフェで一服してルミネで親族の娘へのバースデープレゼントを調達。駅前の回転寿司で昼食を摂ってノンビリ徒歩で帰宅。通販でオーダーした引き戸(下框 )用の密着テープが宅配便で届いていたので作業を行う。これで二重サッシにしたリビングの気密性がより完璧になった。夕方、2度目の散歩。夜はアマゾンプライムで是枝裕和のデビュー作を視聴。17本ある同監督の長編映画で唯一未見であった。永年どこかの名画座で劇場鑑賞しようと機会を窺っていたが叶わず、不本意ながらサブスクでの視聴で完全制覇としよう。宮本輝の原作小説(中編)は既読。小説は自殺した夫に語り掛ける主人公の一人称で綴られる。映画は舞台やストーリーラインは原作にほぼ忠実。能登半島(輪島)の景観が切なく厳しくも美しい。それは最愛の夫を喪ったヒロインの心象とシンクロする。説明的科白を排したシナリオが素晴らしい。小津や成瀬の正統的後継者と云われる絵造りやタッチに感心かんしん。ほぼ30年前の作品なのだが、栴檀は双葉より芳し、の格言通り、瞠目すべき処女作である。
立地は悪くなかったですけどね、ただ音響面で問題があって、工事している音が劇場内に入り込んで「ん…」と思ったことも。
ワンダフルライフが大好きなんですが、まだ当時は知る人ぞ知る、、、みたいな監督でしたよね。
こういう監督って批評家筋の受けはよいはずなんですけど、このひとの場合、必ずしもそうではなかった感じがします。
幻の光にしても、かの荒井晴彦は(笑)美しい風景を美しく撮って、なにが映画か、映画とは風景をヒトのように撮ることではないのかと手厳しい(^^;)
自分は、江角マキコさんの飾らない感じに好感を抱いたりしましたが。