8/15（火）雨時々曇り
定刻前6:20起床。目覚まし不要。中5日ぶりの奉公先は通勤電車同様閑散。昼に上司二人と中華。案件を並べて、さてどれから着手したものやら。ライトな変更や官庁の付帯契約辺りをやっつける。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートでマイナーな配給会社の記念上映を鑑賞。演目は韓流のはしりとなった恋愛モノ。キャパの半数近く150名ほどの観客のほぼ全員がそれほどお若くない婦女子。吾のような暇人以外は主演男優目当てであろう。配給会社の創業記念のイベント（トークショウ付）で、昨今珍しいフィルム上映。ラストの捻りで話題になった作品だが、15年振りに再見して印象が少し変わったことに少々驚いた。ややノスタルジックな表現になるが、やはりイ・ビョンホンは本作に続く≪甘い人生≫≪夏物語≫あたりが個人的には一番良かった。
8/14（月）雨時々曇り
6:30起床。愛犬と散歩して出勤と同じ時間に家を出る。腹具合極めて悪し。西早稲田で途中下車して雪隠。9:00恵比寿着。マックで朝食。10:00ガーデンシネマのオープンと同時に入館してトイレへ駆け込む。平日午前のデンマーク映画には高齢層100％10数名で上映開始。直近で観たデンマーク映画というと昨年暮れの≪ヒトラーの忘れもの≫が年度ベストの一本で、地雷撤去を命じられた少年兵とそれを指揮する鬼軍曹の胸が潰れるような陰惨なお話。本作も半世紀前の実話が基だという。養護施設での非人間的な教育。規律と更生の為なら体罰も辞さず。教師の打擲より仲間からの≪制裁≫の方が辛かろう。心が軋むようなシーンが続く。邦家でも昔は気合の入った教師のビンタなど日常茶飯でありました。我が子に手を挙げたことのある身として、あの嫌悪感が蘇って陰々滅々となった。恐ろしいのは鬼畜の所業より、それを醸成・助長する権力・組織や正義の名を借りた信念だろう。人物表現を巧みに捉えた演出、清冽な子役たちと達者な脇役陣、ラストに希望を託したシナリオ、いずれも一級品。続いて新宿に移動してB級ホラーをシネマートで鑑賞。若年層のカップルなどで3割程度の入り。ワンシチュエーションで納涼の90分であった。
8/13（日）曇り
6:00起床。愛犬と散歩後に近所のファミレスで朝食。オープン時間ちょうどにジム入り、2キロの遠泳とサウナ。昼過ぎに帰宅して昼食。寝室で寝転がって読書とうたた寝を繰り返す。角田光代の小説を久し振りに読んだ。家族崩壊と云おうか疑似家族がテーマ。登場人物皆々捻れて屈折して壊れている。半端者たちの織り成す危うい関係性。それでも人は日常（食べて寝て排泄して性交して等々）を生き抜いていかねばならない。真っ当な生き方の何と大切で愛おしいことか。来月には映画も公開されるそうな。これは楽しみが増えた。
8/12（土）雨後曇り
6:00起床。朝食後愛犬との散歩。ネットで予約して近所のシネコンで米国大ヒットアクション映画の続編を鑑賞。時間帯からか若年層中心に3割程度の入りとやや閑散。相変わらずの物量にモノを言わせたドンパチと能天気で稀有壮大な法螺話。半面、主人公の学園生活にも比重をかけて等身大の淡い恋物語や友情などもキチンと描かれバランス良し。秀才の友人たちの出自が多国籍なのもニューヨークらしい？自信満々な新入社員が地方拠点で実績出そうと齷齪している姿に通じるものあり、スーパーヒーローも大変である。≪シビルウォー≫が未見だったため、バックグラウンドを理解するのに少し戸惑ったが、2時間半全く厭きることなく最後の最後まで楽しめた。ザッツ・エンターテイメント。一旦帰宅して電車で小川町まで義父を訪ねる。土産は香典返しの煎餅と駅前で調達したクッキー。1時間滞在。ジムでサウナだけ使って帰宅。珍客二人あり。さしたる会話なし。
8/11（金）雨後曇り
早朝の愛犬との散歩。終日愚図ついた天気で気温も上がらず楽チン。朝にサンド、昼にインスタントラーメン、夜に街道沿いのかつやでカツ丼とエコノミーな一日。ネットで20年前に公開されたPTAの旧作を鑑賞。今見直しても豪華役者陣を使って堂々たる作風。20代にしてしてこの熟練度はどうだろう。映画に愛された監督の代表作。戯れに買ったタバコを付けて一服。生活のアクセントにはなりますな。
8/10（木）曇り
蒸し暑い。小一時間の仮眠で朝を迎える。6:00愛犬と散歩。7:00には池袋着。予約して巫女の宣託を聴きに行く。最終的に行為は成就せず次回の課題とする。10:00新文芸坐で戦中の記録映画を鑑賞。周囲は高齢者のみ。≪闘う兵隊≫古いフィルム映像に気分が暗くなる。次いで3時間特殊ミッション。焼肉丼の昼食。カフェを梯子して贔屓作家の直木賞受賞作を精読。20:00帰宅。さすがに疲れて久し振りに5時間以上眠る。
8/9（水）曇り時々晴れ
猛暑続く。連休前の最終日。本日中に決着せねばならない案件の承認を貰い退社。渋谷のシアターコクーンで恩人出演の芝居を観劇。新進気鋭の前川知大の再演だそうな。藤原竜也、仲村トオル、成海璃子などそれなりに豪華な配役。恩人は重鎮役者というまんまの役。多重構造の捻ったサイコホラーといったところか。成功しているかどうかは評価分かれるだろうが。正直少し退屈。もっとはっきり他者に憑依された人々のドラマにしたほうが良かったように思う。終演後、楽屋に恩人を訪ねて挨拶。雑居ビルの2階の餃子屋で合評会を1時間。帰宅は午前様。
8/8（火）曇り時々雨
凄まじい蒸し暑さ。早朝大宮で拠点臨店。昼には宇都宮で取引先のPMS監査。同僚と隠れたる名店で焼きそばの昼食。大宮駅で一回、事務所で一回、客先で一回、用（大）をたす。下痢であるが原因はなにか。新幹線で帰京して夕方からは勉強会の講師。2時間強の残業をして新宿で途中下車。テアトル新宿にてレイトショウ鑑賞。都下単館、若年層中心に3割強の客入り。うら若い女子は主演男優目当てか。元ボクサーのフリーターが事件に巻き込まれて・・。5年前に何の予備知識をもなく≪捨てがたき人々≫を観て感心。続く≪木屋町DARUMA≫同様、いかにもこの監督の好む題材であり登場人物たち、である。70年代のピンク映画のテイストを感じるのだが、愚者や半端モノをダラダラと描かせるとうまい。ハードボイルドやヴァイオレンスものには猫が良く似合う。ヒロインが少し弱い（上品すぎる）と思うのだが、まぁ役柄上、メジャーな女優はオファーを受けないだろうし致し方なしか。旧橘いずみ、現監督夫人の唄うエンディング曲にも☆献上。
8/7（月）曇り時々雨
台風接近で不穏な天候。とにかく蒸し暑い。案件ないのに連絡事項で忙しない。昼食に蕎麦とシラス丼。900円也。珍しいことに2時間程の残業をして19:00退社。新宿で途中下車してピカデリーで都下単館上映の洋画を鑑賞。若年層の中心に3割強の入り。婦女子比率極めて高し。ハイティーン男女の恋愛譚。障害は少女が免疫性の疾患で一歩も外出できないこと。隣家に越してきた彼氏と窓越しの身振り、メール・電話、次いで≪殺菌≫をして短い逢瀬、と徐々に親密になるプロセスが愛しい。色恋は障壁が高くほど燃え上がる。但しふたり手を取り合っての道行きがハワイというのが如何にもアメリカン。捻ったラストもある意味で映画的か。主演女優の≪健康美≫が皮肉ですな。都下単館、全国でも片手の上映館が勿体ない佳作。
8/6（日）晴れ時々曇り
猛暑復活。6:30起床、朝食後に愛犬と散歩。珍しいことにその後、自室で２度寝をする。午後からジムで遠泳。その後、自転車で近所んシネコンまで。上映前にオーガニックのパン屋で一服。映画は邦・洋画の梯子鑑賞。夏休みらしくアベック・家族連れなど多いが、両作とも観客は４割未満。邦画は累計１億冊を突破している少年漫画が原作らしい。コミック、TVアニメ共に未読未見。旬の役者が作中人物を演じること、スタンドと呼ばれる超能力（？）の再現性や破壊力が作品を楽しむ肝か。職人気質の三池崇史が手堅くまとめていたという印象。続いて１０年続く聖林大作のシリーズ物。畳まなくて良い風呂敷を無限に広げて、後半は圧倒的な迫力映像で有無を言わせぬ着地点。幼少時からメカ玩具で夢中に遊んだであろう製作スタッフの情熱の結実に感服。資金とスキルを備えた大人たちの童心や恐るべし。
8/5（土）曇り時々晴れ
明け方就寝、定時起床。愛犬と朝の散歩。愛車に乗って近所のファミレスで朝食。更にはシネコンで8:20開始の洋画を鑑賞。場内30名程度と閑散。全国330館での公開であるから夏休みの目玉作品であろう。スター主演で宣伝もバッチリ、仕掛けも大きい。Netなどの巷間の評価は概ね低い。絵にかいたような大味な娯楽作品でありました。主演男優は好きでも嫌いでもない。諸作全て基本的にはオレ様映画であるが、それだけの実績もあろう。であるからこのシナリオには待ったをかけねばイケなかろう。終わって毎週定例となっている小川町行。古老と小一時間談笑して帰宅。夜はジムで遠泳、スーパーの談話コーナーで格安弁当で夕餉を孤食。
8/4（金）曇り
曇天続く。少し蒸す。ようやく週末。案件も仕上げて雑用の一日。睡魔と闘う。定刻退社して新宿シネマートにて韓国映画を鑑賞。場内は主演男優の贔屓筋であろう中年マダム中心に4割程度の入り。それほどの色男かいとも思うが、まぁ野趣に溢れて母性本能をくすぐるタイプなのでありましょう。肝心のお話は変種の幽体離脱もの？わがオツムと感性が悪いのか、どうも話の筋立てがスッキリせず少々退屈。ツボが違ったのか琴線が震えることなく終映。チョン・ウヒのお芝居はよろしかったですね。早目に帰宅してPCでドラマなど。
8/3（木）曇り時々晴れ
深夜読書の癖がついて不眠続行。さすがに日中スッキリせず。昼に虎の門ヒルズで同僚の送別やら役職就任お披露目ランチ。会費1,600円とリーズナブル。午後も案件を仕上げて定刻退社。新宿シネマカリテにて渋い英国映画を鑑賞。若年層単身者多く４割弱の入り。欧州青春譚は米国あたりのカラッとしたテイストと違って陰影が感じられる。主人公が奔放でミステリアスなおフランス女性に右往左往して懊悩する様が何とも初々しい。有頂天から黄昏まで、短い通過儀礼的な実体験で大人になって行くのですな。猫系の女性の気まぐれに真摯に向き合っては心身持ちませぬ。変種の教訓映画でありました。夕食は贔屓の店で蕎麦をたぐる。帰宅してTVerでドラマを2本分鑑賞。
8/2（水）曇り時々雨
昨夜に続き明け方まで眠れず。深夜2時には震度3程の地震もあり。何となく体が重いが昼間はさしたる障害もなく業務をこなす。昼に納豆みぞれ蕎麦。800円也。定刻退社して小雨のぱらつく中銀座まで徒歩移動。シネスイッチでイタリア資本、日本人監督の手によるフィリッピンを舞台にした映画を鑑賞。お上品なマダムやカップルなど観客は30名程度と2割も埋まらない。都下単館。海外の映画賞を獲り文科省選定しても興行には関係なし。孤児の少女も全盲のギター弾きも素人役者らしい。柔らかい自然光で捉えたかの国の景観は優しく美しい。馴染みのないリズムや語感（タガログ語）で唄われる楽曲は祈りのようにも聴こえた。暖衣飽食の邦家では成立しないストーリー、シチュエーションだろう。人と心を通わすことの淡い温もりが感じられる小品でございました。終演後、銀座の外れのドーナツ屋で一服して帰宅。
8/1（火）曇り時々雨
睡眠2時間で定刻起床。月も変わって新体制。上司も変わる。昼に野菜冷麺。サイドメニューもキムチなど健康食。午後は調書執筆。夕方勉強会の講師。1時間半の残業をして自宅最寄りの駅前のサイゼで夕食。読書。そして定刻帰宅。
