Il film del sogno

現実逃避の夢日記

冬冬の夏休み

2021-08-16 20:00:17 | 映画
8/16(月)曇り時々雨
終日降雨の土日から週明けは曇り時々小雨とやや天候良化。6:30起床。肌寒く長袖のシャツで我が仔と散歩。9:00まで真面目に仕事。あとは炊事と清掃と雑用。更には昼寝と読書とネット映画視聴。本日の演目は、もう40年近く前に劇場公開されて以来の侯孝賢の代表作。所謂1980年代の台湾ニューシネマを楊徳昌(エドワード・ヤン)などと担ったひとり。母親の実家でひと夏を過ごす兄妹のお話。長閑でユーモラスなエピソードは良く覚えていた。今回再見して都会と地方の対比、叔父や知恵遅れの女性の描き方など、陰画の如き冷徹な社会性も帯びていたことに改めて気が付いた。良質なノスタルジーには厳然たるオトナとコドモの境界が存在する。我々は何時から純粋に夏休みを楽しめなくなってしまうのだろう。スイカ、線香花火、夏祭り、川遊び、土埃、蝉の鳴き声、薬缶の麦茶、ラジオ体操、ランニングシャツとゴム草履。


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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結

2021-08-15 20:37:30 | 映画
8/15(日)雨
終日降雨の終戦記念日。7:00起床。午前中は昨日同様の休日ルーティン。演目は昨日に続いて聖林娯楽大作。但し随所に過剰な暴力シーンありR-15指定ゆえ子供はいないが、若年層中心に30名内外と公開規模に反して不入りの部類か。5年前の前作も観ているが、キレキレのマーゴット・ロビーしか覚えていない。監督・脚本はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのジェームズ・ガン。DCコミック(おもにバッドマン)敵役衆で組織されたスハチャメチャなミッションを描いているのだが、その徹底的な露悪趣味とスプラッター的な殺戮シーンには圧倒された。だがしかし、間歇的に挿入される親子愛、友情、ユーモア、劣等感などの哀惜アイテムが、壮大でグロテスクな戦闘を虚無化するスパイスにもなっている。B級テイスト満載なメンバーも時間経過によって役割・キャラが立って、群像劇としても良く出来ている。爭いはスクリーン中の絵空事だけにしたい。終映後はCG・SFX酔いでクタクタになった。併設のショッピングモールで買い物をして帰宅。あとは読書とネットサーフィン。
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フリー・ガイ

2021-08-14 21:00:00 | 映画
8/14(土)雨一時曇り
連日の降雨でうんざり。但し全国的には河川氾濫や土砂崩れなど被害甚大な地域もあり長雨くらいで腐っては罰が当たる。7:00起床。近所のファミレスで朝食後、シネコンで聖林大作を鑑賞。8:25開始にも拘わらず場内8割超えの入り。主人公がビデオゲーム中の“モブキャラ” と云う設定がウリでありミソ。アニメのシュガー・ラッシュと違うところは≪自覚≫がないところ。制作サイドも色々考える。実写でバーチャル世界を描けるのは映画の得意とするところで、そのスペクタクルは勿論大きな見所のひとつ。更には本来の主人公(ゲーム製作者)との絡め方でストーリーをツイストさせて、最後には拡げた風呂敷を変則的に畳んでめでたしめでたし。ゲームの中とは云え名作引用(権利)にもお金がかかったと思われる。暑気払いならぬ湿気払いにはなりましたな。それにしてもライアン・レイノルズは四十路半ばのはずだが若々しい。午後はジムでエクセサイズ。サウナでたんまり汗を絞ったにも関わらず体重1キロ増。運動不足が即身体計測に現れる。アウトプットがないのならインプットを減らすしかない。ちょうど雨の小休止に我が仔と散歩。さすがに公園は人影も少ない。夜はひたすら読書。

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銀座二十四帖

2021-08-13 21:36:21 | 映画
8/13(金)雨時々雲り
終日降雨時折小休止。涼しいのは助かる。久しぶりにエアコン不要の一夜。6:00起床。雨ゆえ散歩を断念。午前中は真面目にお仕事。雨の小止みに我が仔と散歩。川島雄三フェア三日目は1955年製作、銀座が舞台の青春モノ。いまの繁華街と比較してはいけない。終戦からたったの10年であの復興、その奇跡の記録でもある。アプレとかヒロポンとか解説が必要なセリフもあるが、お話はミステリータッチで銃撃戦などもある。ナレーターの森繁は元NHKのアナウンサーだもの活舌よし。キュートな北原三枝、艶冶な月丘夢路、可憐な浅丘ルリ子、色男を絵にかいたような三橋達也、ちょい役だが印象深い岡田眞澄や芦田伸介などなど往年のスターの競演に酔いしれる。夕刻、小雨の中を散歩、ついでに街道沿いの回転寿司で夕餉にヒカリモノをつまむ。
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愛のお荷物

2021-08-12 20:27:05 | 映画
8/12(木)曇り時々雨
終日曇天時折強弱ある降雨。気温が上がらずとも蒸し暑い。驚いたことにこの梅雨時のような天候が1週間は続くという予報。憂鬱なり。6:00起床。以降、昨日と全く同じタイムスケジュール。但し日中の散歩が1回増えた。遅い昼食(早めの夕食)に駅前のイタリアン。隣席にミドルティーンの男子数名。旺盛な食欲が羨ましい。我はチマチマと冷製パスタを啜って食後に炭酸飲料で大きなゲップ。夜は昨日に続き川島雄三フェア第2弾をネット鑑賞。評価の高低差がある川島作品群では人気のある1本。これも大昔の名画座(オールナイトなど)で何回も観た。1950年代半ばの制作で、その頃は産児制限が社会問題化されていたのですな。人口は現在の2/3ほどの8千万人。画面には子供たちの遊ぶ姿が横溢している。社会風潮を逆手に取った良質でシニカルなコメディ。これぞ川島映画の真骨頂だろう。川島組常連の女優陣が溌溂と強かでよろしい。暑さも湿気も笑い飛ばすしかない。

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洲崎パラダイス赤信号

2021-08-11 20:04:42 | 映画
8/11(水)晴れ
世間は盆休みなのだろうが在宅で毎日が休日のようなもの。猛暑続く。6:00起床、我が仔と散歩、朝食、9:00まで真面目に仕事。2階の寝室を涼しくして読書三昧。芝木好子の旧作を読みかえしていると、川島雄三1956年監督作が観たくなった。ネットで検索するとアマゾンプライムのラインナップにあり。10年ほど前に名画座で成瀬の『浮雲』と併せてみた記憶あり。男女の腐れ縁つながりだな。三橋達也と新珠美千代、主演の二人を始め脇役陣( 轟夕起子や小沢昭一)が素晴らしい。助監督に≪今村昌平≫とあり。売春防止法直前の赤線が舞台。描かれているエピソードは陰鬱だが、不思議と悲壮感がない。男女の仲は複雑怪奇なり。時事風俗の記録として観ても楽しめる。陽が落ちてから駅前のカフェで夕餉。帰宅して我が仔と長い2度目の散歩に出る。吹く風に微かに季節の変わり目を感じる。

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不道徳教育講座

2021-08-10 20:23:23 | 映画
8/10(火)晴れ時々曇り
猛暑なり。6:00起床。我が仔と散歩。サウナ風呂のような自室でシコシコと仕事に勤しむ。塩漬けにしていた某電機メーカーから特別配当の通知が来る。大型液晶テレビが買えるくらいの金額ではあるが20%の税金が重い。口うるさい外資の資本参加は個人株主にとっては歓迎すべきことである。いそいそと郵便局へ換金しに行き、ここはひとつ豪華昼食でもと思ったが、炎天下で移動するのも難儀であり、近所のファミレスで880円のランチ(ライス大盛無料、ドリンク付)をオーダーしてシミジミ自身の小市民性を嗤う。陽が落ちて我が仔と2度目の散歩。夜はネットで1959年製作の邦画を鑑賞。原作は若年の頃に読み、最近再読もした。質実剛健、お堅い純文学の傑作が多い三島由紀夫も、女性誌に洒脱なエッセーなどを多数書いている。本作は日活の西河克己が監督して主演に大坂志郎、脇を長門裕之や月丘夢路が固めての90分。日本映画界黄金期には、こうした良い意味で力の抜けたコメディがプログラムピクチャーとして量産されていたのだろう。筋立てよりも懐かしきバイプレーヤーたち(佐野浅夫、松下達夫、天草四郎、高品格、初井言榮、浜村純、藤村有弘などなど)の競演にニンマリした。それにしても、嗚呼・昭和は遠くになりにけり。


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サマーフィルムにのって/パンケーキを毒見する

2021-08-09 20:39:40 | 映画
8/9(月)晴れ時々曇り一時豪雨
6:00起床。我が仔と散歩。地下鉄に乗って池袋まで出張る。グランドサンシャインにて8:00開始のインディー系邦画を鑑賞。場内コロナシフト(50%)であるが、キャパの3割程度の入り。予備知識全くなし。演目チョイスは上映時間が一番早かったからに過ぎない。開巻10分で佳作の予感、30分経過して頬が緩みっぱなし。1時間経っても全く退屈せず。エンドロールで心中快哉を叫んだ。時代劇オタクの女子高生(映画部所属)がタイムトラベルしてきた青少年を主役に文化祭で上映する作品を撮るお話。部活・青春(群像)・SF・恋愛・友情といづれも類似多く既視感がないわけではないが、役者の鮮度とキャラが立ち、ポップでユーモラスなセリフ回しと展開に感心、大いに楽しめた。ファーストコンタクトとなった監督(シナリオ)松本壮史は大した才能だと思ふ。≪キネマの神様≫の数十分の1の予算だろうが、10倍面白かった。こうした新しい才能に接すると日本映画の未来も明るいと思ふ。ヒロインの伊藤万理華に刮目。なんちゃら46だか48の元メンバーらしいが、以前偶然深夜放映のドラマで牛丼をかっこんでいるのを見かけて密かに注目していた。気分も高揚したので余勢を駆ってシネマ・ロサにてドキュメンタリー映画を梯子鑑賞。『新聞記者』『i—新聞記者ドキュメント—』などで知られる制作会社スターサンズの企画作品。監督はテレビマンユニオンの内山雄人。題名の通り、現政権を批判したものではあるが、まぁ我らが首相の国会答弁やインタビューを見聞きする限り、茶化されてもしょうがなかろう。野党支持の我にとっては溜飲が下がる心地。但し政治不信や不祥事を嘆いても始まらない。選んだのは我々なのだ。想念しながら徒歩で自宅まで。夕方、凄まじい強風の中我が仔と2度目の散歩。
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク

2021-08-08 20:04:25 | 映画
8/8(日)雨後曇り時々晴れ
未明から台風接近により降雨。7:00起床。朝の散歩は果たせずファミレスで朝食を摂ってシネコンで8:50上映開始の聖林大作を鑑賞。場内家族連れも多く5割程度の入り。ユニバーサルのドル箱シリーズの10作目。ちんまりしたストリートレースから始まり、回を重ねるごとにスケールアップして今回はいよいよ宇宙にまで到達してとどまるところ知らず。金に糸目をつけないからか、シャーリーズ・セロンやヘレン・ミレンなど重鎮も出演。東京やエディンバラなどロケーションも縦横無尽。お馴染みのキャラクターたちが全員不死身なのはどうかと思うが、ポップコーンムービーなのだから荒唐無稽な設定やご都合主義な展開に突っ込みを入れないのが正しい鑑賞法だろう。サクッと観てカラッと忘れる、暑気払いにはうってつけの演目。午後、雨も上がり我が仔と散歩。夕餉に冷凍しておいた鯵で炊き込みご飯を作る。味の決め手は生姜・長葱・大葉のみじん切りと摺り胡麻。10種の野菜とキノコを加えた豚汁とと併せて豪華夕食。夜は五輪の閉会式をTVでみる。

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キネマの神様

2021-08-08 00:39:51 | 映画
8/7(土)晴れ後雷雨後曇り
6:00起床。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、シネコンで映画鑑賞という週末のルーティン踏襲。演目は昨日から公開の松竹映画100周年記念作品。8:25の初回には中高年層中心に7割以上とまずまずの入り。原田マハの原作小説あり。10年ほど前、題名に引かれて読みはしたが、正直まったく面白くなかった。映画は設定の一部を拝借しただけで小説とは全くの別物。制作陣の古き良き松竹(清水宏・小津安二郎・原節子が活躍していた時代)を懐かしむ、甘くノスタルジックな作品。その思い入れは良いのだが出来栄えは、あまりにお粗末ではないか。菅田将暉⇔沢田研二、永野芽郁⇔宮本信子、野田洋次郎⇔小林稔侍というキャストは豪華だがキャラが繋がっていない。志村けんの代役であるジュリーなど≪老醜≫ではないか。セリフがいちいちクドくてクサい。欠伸を連発して忍耐の2時間であった。これは個人的な生理上の問題か?いやいや我は自身の審美眼を信じる。巨匠が最晩年に撮った大いなる凡作だと思ふ。落胆して豪雨の中帰宅。午後はジムで遠泳。ひと雨降っても蒸し暑い。それでも我が仔と2度目の散歩。


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午後4時前後のカフェの客

2021-08-06 19:27:32 | 日記
8/6(金)晴れ
昨日と寸分違わぬタイムスケジュール。実質の就労時間は1時間。あとは食事、掃除、散歩、読書、昼寝、五輪TV観戦。本日の目玉はピンポン。邦家のレベルは、男女揃ってすっかり上がっている。強国はアジア圏のみと思っていたがドイツなど強くなっているのですね。昔は社内旅行の温泉旅館で定番のリクレーションで、普段はパッとしない華奢な女子社員が意外やテクニシャンだったりして、あの競技も部活経験の有無で天と地ほどの技量の差が出る。夕刻、隣町のカフェまで出張って読書と甘味摂取。周囲はアジア系の若いカップル、買い物ついでの主婦ふたり、居眠りしている営業マン、姦しい女子高生たち、独り雑誌を読む白髪老人などなど。服装や会話の一部をナプキンに記録してヒマをつぶす。帰宅して我が仔と2度目の長い散歩。初物のスイカを齧り夏本番を感じる。

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怪しきリフォーム業者

2021-08-05 20:32:47 | 日記
8/5(木)晴れ
6:00起床して我が仔と散歩。9:00開院時間ちょうどにかかりつけの獣医に我が仔の汗疹を見てもらう。毎夏の恒例検診。抗生物質2種を処方してもらい診察・薬料併せて5,640円也。11:00玄関チャイムが鳴り画面に映るは制服姿の中年男。近隣営業中に貴邸の屋根のゆがみを発見、失礼とは存じますが見積無料、見せて頂けませんか?つまりは飛込に近いリフォーム業者の戸別営業。どれどれと炎天下の屋外で我が家の屋根を仰ぎ見る。築24年、10年前の大規模修繕時に塗料の塗り直しをして以来メンテナンスなし。様子見だけなら構いません、と云うと2時間ほどで応援の作業員(スキンヘッドの強面)がやってきて軽業師の如く長い梯子をスルスル登って検分、実測、写真撮影などなど小一時間。部分補修ではなく全葺き替えすれば概算で幾らくらい?と応接間で汗を拭いて出された麦茶を一気飲みした相手に問うと、高級国産車1台分くらいの金額をサラリと云われてビックリ仰天。吹っ掛けられているのかネットで確認すると、これはまぁ業者も素材も色々で一概には断定できない。正式見積りは後日持参致します、と張り切ってふたり帰って行ったが、普請に凝りだすと際限なし。あと何年住めるか解らぬので見込みが立て辛い。我が寿命と対費用効果の問題となる。夕方、隣町のカフェで読書。帰宅して真っ赤に染まる夕焼けを横目に我が仔と2度目の散歩。

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衝立越しの噂話

2021-08-04 19:54:43 | 日記
8/4(水)晴れ
5:45起床。6:00我が仔と散歩。出勤日であるから通勤電車に揺られて7:30奉公先到着。午前中は単純作業と定例会議。昼食にモリ蕎麦とカツ丼のセット。午後も周囲の目を気にして作業に勤しむ。合間にネットや同僚と雑談。地方拠点でコロナ感染があったそう。IRの関係でHPに告知をせなばならぬとのこと。重ねて再発防止なども。管理部隊はご苦労なことである。夕刻、昔の部下からお誘いを受ける。16:00フライング気味に退社して赤坂見附のカフェで懇親。アイスコーヒーやら炭酸系のコールドドリンクとフルーツパンケーキで2時間の情報交換。かつて埼玉にその人ありと騒がれたスラッガーも五十路も半ばを迎えて、通販でアコースティックギターを調達して練習の日々だと。恵まれた身体能力があっても、常に楽器の出来ないコンプレックスがあったそうな。天は二物を与えない。偉そうに上達の心得を指南する。19:00帰宅。トリマーから帰って高校球児にようにサッパリした我が仔と散歩に出る。

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愛の渇き

2021-08-03 19:35:56 | 映画
8/3(火)晴れ
猛暑続く。午前中は昨日と全く同じタイムスケジュール。プラス月初の雑用を少々。定番のサンドウィッチの昼食後、書棚からひょっこり出てきた小説本で午後は再読と映画の再鑑賞となった。いづれも10代の若年時に接して以来、半世紀近くが経っている。三島由紀夫25歳の長編第4作。そのデモーニッシュな才能たるや絢爛の一語。≪美徳のよろめき≫であるとか≪獣の戯れ≫など、俗っぽいテーマを見事に純文学に仕立てる力量もすごい。 映画の方も監督・蔵原惟繕の実験的なカメラワーク、主演・浅丘ルリ子の妖艶な魅力が最強タッグとなって両者の最良作の1本だと思ふ。石立鉄男などは、その後の軽佻なコメディドラマの印象が強くなってしまうが、俳優座・文学座を渡り歩いた新劇(舞台)人らしいシリアスな役作りが素晴らしい。今年の夏はさしたる予定もないので、三島の再読と関連映像の再鑑賞でも続けてみようかな。夕刻、駅前のカフェで読書と甘味摂取。夜は我が仔と2度目の散歩。そろそろ五輪サッカー(日本VSスペイン)でも観戦するか・・・。

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マーターズ

2021-08-02 21:17:03 | 映画
8/2(月)晴れ後曇り一時雷雨
快晴の週明け。6:00起床して散歩。9:00までに業務終了。ゆっくり朝食。次いで掃除・買い物・音楽鑑賞・読書・昼寝。元同僚の9歳になる娘さんが事故死したとの訃報に仰天。詳細不明。夕方、一雨あり散歩を中止。夜はアマゾンプライムにてパスカル・ロジェ監督の旧作を恥ずかしながら初鑑賞。前半はスプラッター的復讐譚、後半は監禁・拷問・受難譚。ラストは哲学的な余韻を残して≪殉教者≫と云うタイトルが生きてくる。さすがフレンチホラーの鬼才、その面目躍如たる先鋭的作品。ちょっと表現し難き展開と設定だが、ソリッドな映像と不気味な世界観にすっかり酔いました。これは凄い。クールダウンに雨上がりの夜の公園を我が仔と2度目の散歩に出る。

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