Il film del sogno

現実逃避の夢日記

家へ帰ろう

2021-08-26 19:47:11 | 映画
8/26(木)晴れ
猛暑復活。残暑続く。6:00起床、我が仔と散歩、9:00まで仕事。午前中は和室・畳の雑巾がけ。汚れはさほどないが日焼けと藺草のささくれが貧乏くさい。階段四隅の埃も気になる。 その各部にはキチンと名称あり(踏板・踏み面・段鼻・蹴込・蹴板・蹴上・側桁など)這いつくばって隈なく拭うと汗びっしょりである。昼にスペシャルサンド。朝から仕込んだ野菜のラぺが練れて良し。夕方、これもローティン化しつつある駅前カフェでの一服と我が仔を連れての公園周回。日没が30分ほど早くなった。夜はアマゾンプライムにて見逃していたスペイン・アルゼンチン合作映画を視聴。題名からホンワカしたホームドラマを想起したが、ホロコースト生き残りのポーランド出身の偏屈爺さんを描いた辛口のロードムービー。邦題より原題の≪最後のスーツ≫の方が良くはないか。その行程は、ブエノスアイレス→マドリッド→パリ→ドイツ経由→ワルシャワ。合間に凄惨な過去のフラッシュバックに苦しめられる。旅先で出会う青年・支配人・娘・学者・看護師に助けられて無事本懐を遂げる。監督(シナリオも)の祖父がモデルとなっているそうな。確か単館上映で、それほど評価も高くなかったようだったが、良く出来た戦争体験モノだと思ふ。渋い主演男優と脇役の個性派女優陣の競演も素晴らしい。似た設定の鬼才アトム・エゴヤン監督≪手紙は憶えている≫は、サスペンティックな復讐譚であったが、本作はメルヘンと呼んでも良い多幸感に満ちた佳作。
コメント
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