プライベート・ライフ

9/15(木)曇り
7：30起床。我が仔と散歩。8：30リフォーム業者が時間通りやって来て1階トイレのリフォームに着手。元中華系飲食店に勤めていたという若い衆が悪戦苦闘して便器の入れ替え、天井・床・壁紙の張替えを単独で行っていた。不慣れなようでも仕事は丁寧。時折、様子を見て世間話もする。昼食、散歩、合間に仕事。18：30ようやく工事完成して撤収。タンクも小さくなりスッキリ。オフホワイトの壁紙、ライトブルーの天井、淡いグリーンの床材で気分も一新。余った床材を貰って我が書斎の椅子の下に敷物として活用。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2018年製作、監督はシナリオも書き女優でもあるタマラ・ジェンキンス。主演はポール・ジアマッティとキャスリン・ハーンと通好みの渋いキャスティング。ニューヨーク在住、不妊治療に取り組む中年夫婦の姿を描いたヒューマンドラマ。体外受精、卵子提供、養子縁組。家族（子供）を持つために、ふたりの奮闘は続く。ストーリーの新味は姪っ子の登場とそのカラミにある。テーマはシリアスであるが、随所にユーモアの味付けもされて重くなりがちなトーンが中和される。都会に住むインテリ夫婦の実生活の描写もリアルである。悲喜こもごも、それが人生なのだろう。

なんちゃって家族

9/14(水)晴れ
5：30起床。出勤日。散歩、朝食、ゴミ出しをして奉公先へ7：00ジャストに到着。長く休暇を取っていた同僚と久しぶりに会話。何と白内障の手術をしたとのこと。それなら一昨年に我もしたぞと、年寄りの病気自慢。遠くよりは近くに焦点を合わせたそうで、それはまだ書類やパソコンを見る時間帯が長いからだろう。まぁ我は保険で高級多焦点レンズを装着したので眼鏡とはおさらばして快適である。日中昼食に出ると蒸し暑い。残暑厳しい。15：50定刻退社。池袋から徒歩帰宅。夜はネットフリックスで2014年製作の米国映画を視聴。監督は『レッド・ノーティス』『セントラル・インテリジェンス』などアクションコメディがお得意のローソン・マーシャル・サーバー。キャストもジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、エマ・ロバーツ、ウィル・ポールターが疑似家族を演じてそこそこ豪華。力みのない脱力系おバカ映画ではあるが、この手の作品を大真面目にお金をかけて作れるアメリカと云う国はやはり凄い。大いに笑わせて頂きました。明日にはすっかり内容は忘れるだろうが・・・(笑)

この世界に残されて

9/13(火)晴れ
7：30起床。散歩、朝食、午前中は真面目に仕事。午後の散歩から帰って先日シロアリ駆除業者からアドバイスされた木製花壇を撤去して分解する。陽が射して気温３０℃。汗が噴き出す。良い運動になりました。16：00歯科医院にて虫歯の治療。新たなトラブル発見で当分通院する模様。カフェで一服して公園を一廻りして帰宅。夜はアマゾンプライムにて2019年製作のハンガリー作品を視聴。米国アカデミーの外国映画賞のノミネート作品。大戦後のブタペストで家族を失った中年医師と同じ境遇の少女の交流を描く。ふたりは陰惨なホロコーストの生き残りである。直接的なシーンはひとつもないが、二人の屈折した複雑な思いが切々と観る者の胸に迫ってくる。主演ふたりの抑制された演技と淡々とした演出が素晴らしい。邦題も秀逸。疑似ではあるが父娘モノとしての普遍性もあり、当時、共産主義（ロシア）に圧迫されつつあったハンガリーの政情（時事）も垣間見れる。欧州映画独特のしっとりした質感の佳作だと思ふ。

パドルトン

9/12(月)晴れ
7：30起床。日中はまだエアコンが必要な暑さ。電気代の請求書が来て前月比４千円アップ。散歩、朝食後、10：30からネット会議。相変わらずの議事進行。半期末も近いので役職者の気合が入る。隣家の古老から庭になっている柚子を頂く。昼食のサラダにふりかける。オツなものである。午後の散歩から帰ると陽が傾きだす。夕刻、駅前カフェで一服。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2019年製作、米国インディー作品。マーク・デュプラス、レイ・ロマーノという渋い配役によるバディ・ロード・ムービー。末期がんで自死を決めた主人公に寄り添う隣人（親友）。最初は当然ふたりはゲイかと思って観ていた。そう深読みしても勿論良いのだが、これは普遍的な生死感、人間関係や孤独を淡々と日常の生活で描いたドラマであった。取り留めなく無駄とも思えるふたりの会話には、その実、互いを信頼して慮る数々の思いが点描されている。90分の尺も心地よし。良きものを見せて頂きました。

LOVE LIFE

9/11(日)晴れ時々曇り
7：30起床。我が仔と散歩。9：00ちょうどにシロアリ業者がやってきた。親方が若い衆ふたりを連れて作業開始。冗談で、軒下もぐってみようかなぁ～というと、ツナギとマスクを渡された。６０センチほどしかない狭い空間にライトを照らす。基礎と柱はキレイなものであるが、コンクリには細かな埃が堆積している。職人ふたりは匍匐前進して要所に薬剤を噴霧している。ものの５分も居られず脱出。DIYを考えたこともあるが、これはプロでないと務まるまい。３名手際よく作業を進め、濡れ縁や外回りもサービスで溶剤を撒いて昼前には撤収の運び。お会計は学卒サラリーマンの初任給程度。これは保険と考えると安くはないが、実作業と保証期間（５年）を考えると、まぁリーズナブルか。若い衆には些少であるが祝儀を渡した。午後は池袋へ出張り、ロサ会館でインディー系邦画を鑑賞。場内２割程度と程よい空き加減。贔屓監督・深田晃司の新作にしてベネチア国際映画祭出品作。惜しくも受賞には漏れたが、相変わらず見ごたえのある佳作だと思ふ。不幸でぎくしゃくした人間関係を描いた家庭劇。辛い設定と展開、終盤の希望とのコントラストと余韻が見事。スタンダードサイズの画面に計算された構図。この監督の≪闖入者もの≫には、デビュー作から年季が入っている。木村文乃は新境地。東宝ガールで伸び悩んでいる山崎紘菜に初めて感心した。昨日の『百花』に続いて神野三鈴が良い仕事をしている。これは口コミで評判が広がると思ふ。夕方にはファミレスで夕食と読書。夜は秋を感じさせる涼風に吹かれて我が仔と長い散歩。

百花

9/10(土)晴れ
夜半に降雨。朝には止んで晴れの一日。7：30起床。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、シネコンで昨日から公開の邦画を鑑賞。10：50上映回はコロナシフトとはいえ４割超えの入り。２０代からヒット作品に関与している映画プロデューサー川村元気による長編初監督作品。原作は同氏の同名小説（既読）で共同脚本も手掛けている。小説家としても『世界から猫が消えたなら』や『億男』の著作あり、映画化もされているが、大したマルチぶりである。４０本を超えるフィルモグラフィーを眺めるとほぼ全編劇場鑑賞しているが、出来不出来は措いて興行的な失敗作はないのではないか。恐るべき高打率なり。本作は認知症を患う母親とトラウマを持つ息子の過去と現在が去来する暗くシリアスなお話である。計算された撮影技法と色調・トーンに開巻から引き込まれた。混濁する意識に夢遊する母親と愛憎に苦悩・葛藤する息子。贔屓の原田美枝子はキャリア最高の演技を更新。サスペンティックなモンタージュと細部（小道具、色彩、音響など）の使い方に唸った。原作と変えたラストが少し弱いが、まぁ瑕瑾である。文才もある監督のシネフィルぶりも窺える。これは映画でしか成し得ない感銘であり余韻である。帰宅して我が仔と炎天下を散歩。日陰に入れば湿度もなく快適。夜は窓外の見事な中秋の名月を横目にひたすら読書。

ライリー・ノース 復讐の女神

9/9(金)曇り時々晴れ一時にわか雨

不穏で安定しない天候。7：30起床。我が仔と散歩、朝食、昼までお仕事。14：00区役所の出張所でマイナンバーカードを受け取る。受付から２０分。隣の老人は15：00の予約なのに13：00から来ているのだろうな。おじいちゃん一旦家へ帰ったら？健康保険証と口座登録もして２万円のポイントをゲット。決済は近所のスーパーのカードにでもするか。夜はネットフリックスで2018年製作の米国アクション映画を視聴。監督は『96時間』のピエール・モレル。主演はジェニファー・ガーナー。実にわかりやすい復讐譚。『最強のママ、降臨』と云うキャッチコピーがついていたが、ガーナーも五十路近い。ヒーローものからコメディ、人情モノまでその守備範囲は広い。彼女へのギャラで製作費は底をついたのか、脇役陣が少々弱い。強引でご都合主義な部分もあるがコンパクトに105分にまとめて週末に観る娯楽作としては及第点。

この子は邪悪

9/8(木)曇り時々雨
6：00起床。天気予報が外れて終日曇天、時折小雨。我が仔と三度の散歩。簡便な仕事を１時間ほど。あとは炊事と掃除と読書。夕方、愛車で近所のシネコンへ出張る。先週末から公開されている邦画を鑑賞。16：30上映回には観客６名と超閑散。「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化らしいが、確か『哀愁しんでれら』も同じ企画コンテストから出た作品だった記憶がある。まぁつまり映画化を前提としたオリジナルを重視した作品ということだろう。監督・脚本はシナリオライター出身の片岡翔。主演ふたり（南沙良・大西流星）に鮮度と勢いあり。脇の桜井ユキや玉木宏も熱演。すれっからしの我は稲川実代子あたりのキャスティングにニヤリとするのだが・・。低予算ながら、児童虐待や家族愛を織り込んで、ホラー・サスペンスとして普通に怖い。マッド・サイエンティストものとして観ても良いかと。最後のオチには笑った。技ありの一本。

８０歳の壁

9/7(水)曇り時々雨
5：30起床。出勤日。以下、毎週水曜日のルーティン。15：50定刻退社。最寄り駅に着いたときには小雨。床山でサッパリしてとカフェで一服。帰宅して雨の小休止に我が仔と２度目の散歩。夜は和田秀樹の話題のベストセラーを精読。今世紀半ばには４人にひとりは１００歳まで生きる高齢化社会を迎える。長寿はめでたいが健康寿命をいかに伸ばすかが本書の肝である。とにかく歩け、前頭葉を活かせ、ストレスをためるな、肉を食え、などなどありがたき金言・警句の数々。まぁ過半は実践していることなので我が意を得たりと云ったところか。

ミー・タイム

9/6(火)晴れ
7：00起床。早朝に通り雨あり。濡れた路面を我が仔と散歩。10：00リフォーム会社の営業がトイレの壁紙や床材の色見本を持ってきた。ついでに耐震診断を依頼。日中は夏日で蒸し暑い。17：00歯科医で虫歯の治療。主治医の明らかな判断ミスだと思うが、被せたばかりの銀歯に穴をあけて神経を殺す。再度のレントゲンまで撮って少々ゲンナリ。来週から痛む右下奥歯の治療が始まる。憂鬱なり。帰路は大きく遠回りをして公園を逍遥。コンビニのテラスで一服。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2022年製作の米国映画。ケヴィン・ハートとマーク・ウォールバーグと云う二枚看板がハチャメチャに暴れるおバカコメディ。この手の話が成立して喜ばれるアメリカと云う国はある意味凄い。名を成しても作品を選ばないスターふたりのエンタメ精神にも感心かんしん。少々お下劣なギャグは多いが、何も考えずに見る分には罪はない。

泳げ！ニシキゴイ

9/5(月)晴れ時々曇り
7：00起床。散歩、朝食、清掃、仕事。昼に餃子とざるそば。この組み合わせは意外とイケる。午後も散歩でスタート。13：30ネット会議。退屈な１時間半。夕方、カフェで一服。日中は暑いが陽が沈めば風も涼しい。夜はネットでドラマ視聴。遅咲きのお笑いコンビの半生記を描いた連続もの。一話５分であるからコントのようなエピソードが毎回歯切れよく描かれる。これがなかなか笑える。本人たちも出演しているが、坂井真紀、光石研、伊武雅刀など実力派の渋い配役。芸人は家族も下積み時代もギャグにされる。それは本意ではないだろうが、貧乏もクスブリも芸の肥やしなのだろう。

さかなのこ

9/4(日)曇り後晴れ

6：50起床。以下昨日同様。本日の演目は一昨日から公開の邦画。客席２割程度と閑散。魚類博士として特異なキャラクターでメディア露出も多いさかなクンの自伝的エッセーが原作らしいが未読。一芸に秀でる、好きこそものの上手なれ、を地で行く婦女子の半生記。監督は贔屓の沖田修一、シナリオが演劇畑の前田司郎、主演は中性的なのん。ほか柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、井川遥など共演陣も豪華。スタッフ・キャストだけでも正統的な伝記ものにはならない。これは夢中になれることを職業とした幸福な変人とその周囲の人々との関係性をユーモラスに描いたメルヘンのようなお話である。学年にひとりかふたりくらい時刻表を苦も無く暗記できたり戦国武将について尋常でない知識を持つ輩はおりましたな。ほっこりして劇場をあとにする。午後はジムでエクセサイズ＆サウナ。目標体重まであと５００ｇ。血圧上108下86。夕方、我が仔と長い散歩。涼しくなった夜はひたすら読書。

ブレット・トレイン

9/3(土)曇り時々晴れ
6：50起床。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、隣接するシネコンで8：45上映開始の洋画を鑑賞。公開二日目。早朝にもかかわらず８割前後の入りと出足好調。贔屓作家・伊坂幸太郎の原作小説【マリアビートル】は既読。意外や設定やキャラは原作に添っている。日本を舞台にしたバイオレンス・アクションものだが、昨日ネット視聴した≪ケイト≫とは段違いの出来栄え。外国人から見たニッポンやB級テイストを逆手にとって実に愉快。少々グロさやお下品なところもあるが、許容範囲だろう。中途半端にリアルを追求せず、有り得ないハチャメチャな殺し屋同士の呉越同舟ものだと思えば、いっそ爽快である。原作者の≪殺し屋≫シリーズの特異なテイスト（ユーモアとアイロニー）も出ており感心した。ブラピはやはり華がある。脇ではブライアン・タイリー・ヘンリーとジョーイ・キングに☆献上。大満足で劇場をあとにする。帰宅して洗車、散歩、読書、清掃など。陽が射すとまだ蒸し暑い。

ケイト

9/2(金)曇り時々雨
愚図ついた空模様。7：30起床。散歩の後にダラダラ雨。月初の定例仕事は３０分で終了。名刺の手配、報告書を１通。昼に死蔵していたレトルト・カレーに冷蔵庫の余りものを混ぜてオリジナル・カレーうどんとする。16：30歯科医院で歯石取り。８０歳２０本が理想だそうだが我は親知らずがないので２８本マイナス抜歯済３本で２５本。現在診療中のブリッジが危うく減少の危機にある。それにしても人生８０年。１００年ほど前はみんな５０やそこらで死んでいたのだから歯も2回生え変わっても良さそうなものである。帰宅して我が仔と雨上がりの公園を長い散歩。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2021年製作。舞台が日本のアクションもの。主演は絶叫女優として鳴らしたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。脇にウディ・ハレルソン、浅野忠信雅、國村隼など。陳腐なシナリオ、派手なアクションの割には迫力を感じることなし。それなりの予算と役者を使った凡作。ネットフリックス独占配信モノは玉石混淆であることが如実にわかる一本。

ムクドリ

9/1(木)曇り時々晴れ一時雨
長月朔日。台風接近と秋雨前線で不穏な天候。目が醒めると雨だったが直ぐに止むも蒸し暑い。我が仔と散歩、朝食、１時間ほどお仕事。10：30リフォーム会社の営業が色見本を山ほど持ってくる。昨日見積書を貰い気持ちばかりの値引き交渉メールを我が仔名義で送ると早朝応諾の返事があった。洒落の解る担当である。値引きを承認した社長も偉い。選択に３０分ほど。次回はサービスで４Aサイズの拡大版を持ってくるとのこと。着工日は９月１５日に決定。午後も散歩でスタート。雑用をして夕刻カフェで一服。夜はネットフリックスで独占配信の洋画を視聴。2021年米国製作。監督はオスカーノミネーション作品≪ドリーム≫を撮ったセオドア・メルフィ。愛娘を亡くした夫婦の再生譚。コメディーを得意とするメリッサ・マッカーシーが、ギャグを封印して熱演。内容はシリアスな人間ドラマ。タイトルとなっているムクドリは、夫婦の庭の木立に巣を作り、随所にストーリーとシンクロして名脇役ぶりを発揮する。CG/SFX技術に感心。更にはケヴィン・クラインが重要な役回りで好演している。傷心の人間は如何にして前に進むか、良質な夫婦愛ものでありました。