オドレイ・トトゥが若き日の、シャネルになる前のココを演じるフランス映画。
始まってから15分位で、(シャーリー・マクレーンの、もうすぐ公開になるシャネルは、面白いのかな?)と気になりだす。
そして(まさか、このダラダラしたメロドラマのまま、終わるんじゃないだろうな?)と思いながら我慢して観てたら、唐突に誰がどうみても現代のモデルさん達がブランド「シャネル」提供の服をきたファッションショーが始まり、ようやく年相応に見えるオドレイが微笑んで、映画が終わった。
長かった・・・・。本当は2時間ないのに。
えっ~、いくら1900年前後の、女が一人では生きにくい時代とはいえ、お屋敷では下働きの女性がきちんと働いてんじゃん。金持ちの家に押しかけ愛人で転がり込んで、来客が来ると「隠れていろ」って言われたからって、ヒステリー起こすなよ。
ようやくイギリス人の恋人ができたからって、どう考えても身分違いだし、お姉さんの例もあるのに「結婚する」って、すぐに有頂天。
で、ようやく帽子屋開店資金をその「恋人(実際はイギリスに妻がいる)」から引き出して、これから映画として面白くなるのかと思ったら、その「恋人」が死んで、泣いてたなと思ったら、いきなりファッション・ショー。
時折ファッションセンスがある所を見せてはいるんだけど、リスペクトできないよ。シャネルと言うブランドを立ち上げた人だよ。もうちょっと、メロドラマより、そっちを見せてくれ~。
それに20代前半の話のはずなのに、残念ながらオドレイ・トトゥにそれはもうキツイでしょ。他に女優さんいなかったの?
映像はきれいだったし、当時の時代背景のお勉強にはなりましたが。