確か公開時に「パリス・ヒルトンが殺される!」と評判になったような。だけどDVDの帯には『「24」エリシャ・カスバード主演!』となっている。お騒がせセレブより、24か。
ストーリーはいつもの、おバカティーン5人が次々と殺人鬼の餌食になるというパターン。
でも、殺されだすまで、50分以上引っ張る。長過ぎ。
殺し方もあまり工夫されてない。
たしかに、パリス・ヒルトンの死にざまは「パリス、よくやったな」と思うけど、殺されるまでの逃げ回るシーンに味気ないのは演技力が持たないからかな。頭が串刺しになるのは、特殊メイクのおかげだし。
最後に、原題「HOUSE OF WAX」が効いてくる。蝋人形館全体が、蝋で出来てるので、火事で建物がズブズブ溶けてきて、その中を殺人鬼2名対生き残った兄妹が戦う。
そこは面白かった。ちゃんとその蝋人形館に入る時「蝋人形館全体が蝋で出来てる!」っていうセリフもあるしさ。
一つの街で住人全員が蝋人形にされてるのに、何十年も気がつかないアメリカって国は本当に広い。
最後のホラー映画定番のオチ(実は事件はこれで解決したわけではなかった・・・)が一応出てくるんだけど、全然効いてなかった。