面白かったよん。ジャック・バウワー「24」のシーズン7を2時間で見た感じ。
ホワイトハウスが、13分で陥落。というか、結局、数名だけしか生き残らず、その他のホワイトハウスで働く百数十名は死亡という、大規模テロ。念入りに、倒れた人間の頭を銃で撃つという残虐さ。一体どんだけ、弾や武器を運び込んだんじゃい?
おまけに、ボロい輸送機が、アメリカの戦闘機に勝つ。
戦闘部隊40名で、ホワイトハウス占拠。強いなあ、北朝鮮。アジア人の、顔平たい民族特有ののっぺりした表情のなさが、不気味なテロ組織をかえって強く見せるのよねえ。
容赦なく人質達の頭を銃でぶっとばす。このテロリストは映画史上、かなり残虐な奴だ。しかも目標がでかい!
だから“プラグ”が無事に回収された時は、よっしゃ!と、ガッツポーズしたくなった。
ただ、アメリカの偉い人達(含むモーガン・フリーマン)、もうちょっと覚悟を決めろよ。何十万人、何百万人もの命がかかってるんだぞ。すでに、あんな大勢死んでるんだぞ。韓国の事も、ケルベロスコードの事も、腹くくって欲しかったなあ。「アメリカはテロリストと交渉しない」はずだろ。
映画観終わった後、ケルベロスコードの3つ目、回りに人がいなくなったんで大統領が教えたのか思ってたら、今、ネットでいろいろ見てたら、テロリストが自力で解いたらしい。場面が変わったら、突然3つとも解読されてたから、てっきり大統領が言ったのかと思っちゃったよん。だから、最後の感動のスピーチも、(ええっ!何こいつ言ってんの?)と思っちゃったよ。アーロン・エッカートが演じてるから、余計そう思ってしまった。
ジェラルド・バトラーの体は良かったよん。
「オブビリオン」のサリーが、ある意味大活躍してた。
朝鮮半島のすぐ脇で、アメリカの顔色を常に窺う日本人としては、本当にこのテロが阻止されて良かった。ジェラルド・バトラー演じる、周りがどんなに死んでも絶対に弾が当たらないマイク・バニングに感謝しよう。