製作が「スコット・フリー」社なのよ。なので、目茶目茶凝ったタイトルロールに、リドリーとトニー・スコットの名前が出て、本編とエンドロール終了後、スコット・フリーの会社のタイトルアニメ(?)が流れる・・・。ああっ、本編と関係ないけど・・・。感無量。
で、映画自体は、すっごく思わせぶりの凝った映像で始まる。最初と最後がつながるようになっている。
監督は「オールド・ボーイ」「親切なクムジュさん」のパク・チャヌクの初のハリウッド作。1本も観てないけど、でも、その系統だし期待はするじゃん。
殺人に性的興奮を覚える、シリアルキラーの「血」の話と、音や視力に敏感な「能力」が一緒に描かれてしまってるんで、もったいないんだよなあ。
「血」に気が付いたお父さんが、狩りに連れて行って、欲望を小出しにさせる所なんて、リアルで、なるほどと思わせる。お父さん、弟のその後と、自分の娘の事で大変だったんだろうなあ。
すっごい昔の映画「悪い種子」を思い出した。
で、ミア・ワシコウスカ演じるインディア・ストーカー。18歳という、性の欲望(彼女の場合は殺人でもあるけど)を、上手に描いてる。だからこそ、全てをおじさんのせいにして(まあ、実際そうだけど)、「能力」を活かしてニューヨークで大活躍して欲しかったのに。
ニューヨークを舞台にすっごい、連続殺人事件を起こしてくれるはずなのに。
あれじゃあ、すぐに捕まっちゃうじゃん。せっかく、ハイヒールに履き替えて、大人になったと思ったのに、なんであんなガキみたいな事を・・・。
自宅の庭に埋めるのも、アメリカ人は好きだよね。だから、イノセント・ガーデンじゃなくて、最初(あれっ?またシークレット・ガーデン?)って思っちゃったよん。