落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ソロモンの偽証 前篇・事件」

2015-04-04 19:40:50 | 映画
映画仲間の人がやたら褒めてた。



でもねえ、後編観てかれでないと何とも言えないや。

原作は読んでない。



主人公の藤野京子は、まっすぐ前を見すえる学級委員長そのものだ。やたら真正面からのアップに十分耐えてる。
本編終了後に後編の予告が流れるので、前半で煽った謎がいろいろ解決するらしい。
だから、後編観ないとねえ。最近の日本映画、前・後編多いよね。この映画は来週から後編が始まるが、「寄生獣」はまだ先だ。忘れちゃうよん。



ストーリー的には、中学生が裁判するってのは、どうなんだろう?この年齢になると曖昧なまま終わらせといた方がいいと思う事がいっぱいある。あと「真実」も、関わった人間の立場や感受性に左右されるので、実は「真実」なんてないと思うし。



あと、自殺の場合はねえ。私が学生の時、新聞部に所属していたのだが、2年間で4人位生徒が自殺してマスコミに「あの学校(地元の進学校だったので)はおかしい」なんて書かれて。で、自殺者がまた出た時に新聞部内で「今までは自殺者が出ても『○○さんが亡くなりました。御冥福をお祈りいたします』だけだった。だが、今回は、もちろん外部に発表する必要はないが、学内の新聞には自殺の理由を1行でも入れるべきでは?」となった。で、部の顧問の先生が自殺の理由を新聞部の部員に教えてくれたんだが・・・。その理由は、概要というか、1行でも発表できる内容じゃなかった。自殺した本人も、本当に他に選ぶ道がそれしか見つからなかったんだろう・・・という理由で。
もう、部員の誰も、その件には触れなかったし、私も含め誰も部の外の人間には言ってないと思う。
自殺の場合はそれだけ、重い問題があるから、それを他人が公表するというのは「晒し者」にしてしまう気がする。



永作博美は、上手に中学生のお母さんを演じてたのがすごかった。

あと、ホラー映画好きとしては、自動車や電車に人がぶつかってはねとばされるシーンが上手だった。

感想は、後編を見てからだなあ。

でも、藤野京子が成長した尾野真千子のドヤ顔が、気に食わん。

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「イントゥ・ザ・ウッズ」

2015-04-04 00:26:34 | 映画
ほのぼのディズニー映画と勘違いした観客から評判の悪い映画だ。
なんで勘違いしたんだろう? 予告編でちゃんとミュージカルって言ってたじゃん。



ブロードウェイで上演され、トニー賞を受賞したミュージカルで監督がロブ・マーシャルだせ。
こんなもんだろう。



欧米の感覚での“ウッズ”。人間の、動物としての本能、ダークサイドを増長させるのが「森」だ。そこが、そこだけが舞台だ。だから、シンデレラの舞踏会シーンもなければ、豆の木が届いた巨人の国も出てこないよ。全ては、人間のダークなインナースペースの森での出来事だからさ。



本当のグリム童話もぺローの童話も、本当は「恐い」物語りだよ。ラプンツェルは髪の毛を降ろして毎晩男を塔に招き入れてたどうしようもない好き者だし、シンデレラも王子と結婚した後は継母と義理の姉を殺してたんだよ。映画の方がずっと描き方は甘いよなあ。
パン屋の女将さんも、森の中で不義密通の罪を起こしたので、あの結末になっちゃうんだろうなあ。
「赤ずきんちゃん」の解釈も、ニール・ジョーダンの「狼の血族」を何も前知識もなく映画館で観てしまってしばらくうなされそうなになったほどの衝撃を受けた私としては、(ふーん、なるほど)という感じだし。



小道具としてタールがうまく使われてるのが、トーロンマンとかオールドクロウハン人なんかが好きな私としてうれしいのよ。

ジャックと豆の木の巨人が暴れる後半は、「進撃の巨人」だったな。



森から脱出したラプンツェルと陽気でおバカな王子の弟だけが幸せになるんだろうなあ。楽しそうだったなあ、王子の兄弟。滝で2人で唄るシーンは笑えるよ。

ジャックは、「レ・ミゼラブル」の少年だったのね。パン屋の旦那は「ワン チャンス」のポッツだったんだ。

皆、頑張って唄ってたけど、結構いじってるよ~な気が・・・。



結構深い話で、私は面白かった。
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