地中美術館に行くため、8時半に港に着く。前日港の役場の人に確認したら、GW期間中は地中美術館直行バスを運行してて、始発は9時なんだが、8時半過ぎたら高松&宇野からのフェリーが着くため、バスに乗るのも混雑すると言われていたからだ。
バスを待っている間に、本村在中のおばちゃんが「島がこんなになってから、庭はきれいにしなきゃならんし、洗濯物は干し辛いし・・・。役場の兄ちゃんだって、休みなのに休めないじゃない」と話しかけてくる。でも、ちょっと嬉しそうに感じた。
9時半前に駐車場横のチケット売り場に着いたけど、すでに車で来ている人やベネッセイハウスに泊った人で混雑してて、チケット買うのに15分位かかったけど、入れた。まあ、中は現代アートを少人数で鑑賞するために、一部屋に入るのに10分から20分並んだけど。
GW特別解放ということで、美術館の屋上=地上の高台に上がれた。海が見えてきれいなんだけど、撮影禁止。空や海は、ベネッセが作ったんじゃないだろ。
メインはモネの睡蓮の部屋。自然光を取り入れて全部で5点飾ってあるのだが、絵が全て暗い。夕暮れや日没後や天気の悪い日の池を描いた絵だ。もっと明るい絵があるのに・・・。高くて買えなかったのかな?
でも、正面のメインの絵は、頑張って明るい絵を手に入れて欲しかったなあ。せっかく、駐車場から美術館の入口までの道の両脇を、幅2m位だけどモネのジヴェルニーの庭を模倣して、花を植えたり、池を作ったりしてるのに・・・。
モネの睡蓮って、多分来場者のほとんどが別の美術館で観てるんだから、負けない明るい絵を飾って欲しかったな。
ウォルター・デ・マリアの部屋は、真ん中の球に階段が湾曲して映るので、アンパンマンの顔に見えた。
ジェームズ・タレルの、プロジェクターの作品は影絵をして遊んでみた。
館内は、職員が白っぽい服装(物販してる白いトレーナーを着用)で、列に並ぶように指示するんだが、なんだか、ちょっと・・・サティアンみたいな・・・。普通に黒いスーツでいいんじゃないの?
でも、わずか4人の作品で、これだけ集客する力は立派だ。
次はベネッセハウス(ミュージアム)に行く。GW期間中は、ベネッセ資本の地中美術館からつつじ荘までは、ベネッセ側が無料バスを運行している。岡山レンタカーのマイクロバスだ。入場者が多くても、レンタカーを借りたり、いろいろ大変なんだな。
ベネッセミュージアムは普通の現代アート美術館。で、自由にゆったりみられた。1,000円じゃ安いんじゃないの? という位、作品に寝転がったり、美術館の中と、外に見える遠い浜に同じ作品があったりして楽しめた。
で、またバスに乗って、今度は「黄色いカボチャ」と「ベネッセビーチ」の外のあるアートを鑑賞。
ここで、「お問い合わせ先」に電話して、昨日入れなかった「家プロジェクト」の「南寺」に今から行って入れるかどうか聞いたら「今日も整理券を発行している。今から行って、今日中にはいれるかどうかは、行って確かめてください。」と言われる。
誰が行くか。
せっかく島にきたので、「直島つり公園」で鯛の刺身定食(1,000円)というのをやっているので食べに行こうとプラプラ歩きだす。と、島の、おじさんが運転している自動車に拾われて送ってもらえた。すでに、一人拾われていて、彼は10時過ぎに地中美術館に着いたら、2時過ぎ入場の整理券をもらったので、やはり昼ごはんを食べに行こうとしていたらしい。
鯛の刺身定食美味! 食べてる横で、鯛を捌いてんだもん。
送ってくれたおじさんに「14:20の高松行きのフェリーに乗る」と行ったら、すごい勢いで、「大きなゴミ箱」や島の北部の三菱マテリアルを案内してくれて、さらに港まで送ってくれた。三菱マテリアルの方も行ってみたかったのでラッキー!
ありがとう、島のおじさん! でも、私、子供二人産んでないからね。そんな後ろ姿しているっておじさんに言われたけど。体重もギリギリ40キロ台だからね。
ところで、直島って演歌「おやじの海」が生まれた島だったのね。びっくり!
帰りのフェリーは、定員250名の立派な船だったが、ほとんどの乗客が眠りこけてた。
実は私の父親の実家が、直島の半分位の大きさの瀬戸内海の島なのだ。だから、ここまで活性化している島を見て、なんか複雑だった。島の人が生き生きしてるのは、一番いい事だけどね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます