10月2日 水曜日 その2
伊予市駅から再び観光バスに乗り、道後温泉へ。でも、宿のチェックインタイムには早過ぎるので、予定になかった石手寺に寄る。
Ⅰ.石手寺
急に寄ったけど、大変由緒あるお寺。詳しくは公式HPの「当寺院について」を読みましょう。「石手」とお遍路さんの逆回りに由来がある寺院です。
↓ 国宝の仁王門 1318(天保2)年に建てられた門
↓ 廻廊と言うのか、屋根付きの参道。昔はこの両側が土産物屋さんだったみたいだ。
↓ 護摩堂 かな?
↓ 本堂
↓ 詞梨帝母天堂 子授けや安産祈願にご利益がある石の交換(?)場所
↓ 大師堂
三重塔は改修工事中で建屋の中。奥に行くと洞窟もあるらしい。
Ⅱ.道後温泉本館
15時過ぎに宿の「ふなや」さんに到着。夕食の17時まで自由行動なので、道後温泉本館に行く事にする。ここに来るまでは道後温泉本館が旅館と思っていたが、温泉共同浴場です。で、いろいろな料金パターンがあるのだが、友人と公式HPを見てもその料金で何ができるのかさっぱり分からない。
「ふなや」にあった道後温泉本館のパンフレットを見たら、なんとなく分かった。神の湯は安い分混むみたいなので霊の湯に行くとこにした。
2,000円の霊(たま)の湯二階席コース(?)にする事にしたのだが、利用時間60分で二つの湯に入って又新殿見学して、お茶飲んでお菓子食べてって不可能だろう。そう、おばさん二人には不可能だった。
15:40に到着。まだ早いのでさすが並んでいる人はいない。一応料金を払う場所で、どんな内容か聞いてみたが、「中に人に聞いてください」と言われた。
①霊(たま)の湯二階席コース
↓ 霊(たま)の湯二階席
この部屋の定員が20名なので、霊(たま)の湯は空いているらしい。あっ、三階に個室8部屋もあって、そこだと90分の利用時間らしい。ので、浴室は混む時にはやっぱり混むのかな?
割り当てられたスペースの衣装盆(?)から浴衣とタオル類を取り出して、登ってきたのとは別の階段を降りて霊(たま)の湯の女湯へ。
↓ ネットから拾った画像
男子浴室は「皇室同伴者用の浴室」とパンフレットにはっきり記載されているけど、女子浴室は特に記載がないなあ。でも、そうに違いない。
私たちの前に1名入っていたが、しばらくすると出て行ったので、2人で独占!
風呂上りは浴衣を着て、再び二階席へ。初々しいバイトのお兄さんが運んできてくれたお茶とお菓子。
「1899(明治32)年に増築された「又新殿」は、日本で唯一の皇室専用の湯殿。4畳の前室、8畳の御居間、その奥の一段高い場所に玉座の間があり、桃山時代風の豪華絢爛な装飾が目を引きます。」
展示室の向こうにあるらしい。行ったら又新殿の説明ガイドさんがいて、スマホのみ持込可でガイドさんの説明を聞きながら部屋と浴室を見学。
↑ 奥の白い布がかかったソファが天皇が座る玉座
天皇陛下は一度しか利用していないらしいが、皇族は計11回使用しているらしい。入れ物を作ってから客を呼ぶ戦略はまあ成功なのかな。
↓ こちらは、誰も使用したこのないトイレ
ガイドさんから、どっちが前だ?と質問されたが、臥龍山荘ですでに勉強済に私達は当ててしまう。
↓ 宝珠の釘隠し
浴衣の柄や電灯のガラスにも宝珠がデザインされていた。
せっかくなので、浴衣姿でダッシュで神の湯を覗きに行く。脱衣所にも洗い場にも、結構な人がいた。
そして、霊の湯の脱衣所のロッカーに戻って洋服に着替えたら、ぴったり1時間。道後温泉本館は、迷路のような場所だった。そして、帰る頃には廊下にも人が多くいて、料金所にも行列ができていた。
③外観
雨もほぼ止んだので、本館の周りを1周してみる。
↓ 囲いの上にも白鷺
↓ 本館のてっぺんにも白鷺
↓ 又新殿の皇室専用の入り口
湯神社の駐車場というか、空の散歩道という足湯の場所に上って、建物全体を見下ろす。
そう、本館の回り中、高層のビルなんだよねえ。そして、ここから三階の個室や貸切室が見えてしまうんだが、多分日本人以外のアジア系の方々が使用していた。
Ⅲ.道後温泉町歩き
右端に写っているのが坊ちゃん列車。松山って明治時代から都会だったんだなあ。
この2階建ての時計台がどうなるんだろう?
最終形態で4階建てになった!さすが、平成生まれのカラクリ時計だ。
正直、「坊ちゃん」はちゃんと全部読んでないけど、何となくは分かる。
③アーケード内散策
連なる土産物さんには結構お客さんが入っていた。松山空港は国際空港なので、直行便が飛んでる台湾や韓国の観光客が多い。
蛇口から様々な種類のミカンジュースが飲める「愛媛の食卓1970」に入ろうとしたが、同じツアーのお客さんで結構座席が埋まっていたり、ミカンジュースのカップが小さい割には種類によっては結構高かったりしたのもあって、入るのを辞める。
そして「10FACTORY道後店」でみかんビールを飲む。
めちゃめちゃみかん味だった。でも、しっかり適度に酔う。
Ⅳ.宿泊「ふなや」
宿泊は老舗旅館の「ふなや」さん。1627年(寛永年間)創業だ。皇室の方は大勢泊っている、由緒ある旅館。フロント対応も優しくて良かった。
①建物
1963年(昭和38年)落成、1993年(平成5年)に改装との事で、古い大型旅館といった感じ。
お風呂が南館にあるため、階段を使用して南館に行くのがちょっと面倒。お風呂は夜と翌朝にもしっかり入浴。
②食事
凄く美味しかった。一品一品が、逸品。
↓ 夕食
↓ 朝食
もちろん両方共完食!
③内装
↓ 昭和25年(1950年)に昭和天皇が宿泊されたお部屋を移築した部屋
④庭
翌朝に散歩。
詠風庭(えいふうてい)という1,500坪の広大な自然庭園なんだが、ふなや自身の建物と周辺のビルの圧迫感を感じてしまう。
↓ 葵苔(あおいごけ)
丸い葉っぱの苔。昭和天皇が「大切にしなさい」と言ったそうだ。
10月3日 木曜日 その1
ふなやさんの入り口のすぐ右側に聳える石段。
朝、登ってみた。
社殿は(1667)年5月15日に竣工。京都の石清水八幡宮を模したと言われ、八幡造りだそうだ。石清水八幡宮に行った事がないので、かなり珍しい建物の配列だった。
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