最近の新聞チラシを見ると
古民家リフォームの案内が多くなっている
我が家をリフォームする頃にはまだまだ古民家再生は一般的ではありませんでした。なぜ再生したかというとちょっとした訳があった。
築110年を超えた上に、家の前の道路を鉱山からの石膏を積んだ車が毎日何十台通過し、そのたびに地震のような揺れがあった。新しい道路の開通とともにそれはなくなったが。家が傾き、建具には木をはめて調整しなければ隙間風がすごかった。
下水道の整備もあり、そこで半分壊して新築しようと考えて、知り合いの大工さんに発注した。
ところが4~5日ほどたってから知り合いの建築士の方が家に来て木綿街道を使った町おこしなどを考えているので、何とか建物を残してもらえないかということであった。
そこで材料の発注ガなければもう一度検討することにして大工さんに連絡すると「まだ」ということだったので彼に設計監修を頼み保存再生というかたちをとることにした。
私の希望は第一に耐震、第二に使い易さ、第三に景観としてスタートした
工事は2000年8月~2001年6月まで。その間は空家を借りて住まい。
工法はまず家をジャッキアップして今までの基礎石を排除し、新たにコンクリートの基礎を作り、新しい土台をはめて基礎にボルト固定するところから始めた。
一番びっくりは、いつも2階の建具がきつく、力いっぱい引いていたが、基礎を水平にして降ろした後でいつものように力いっぱい引くと「パチーン」と建具が壊れるくらいによく走りました。降ろした翌日から家中がミシミシと音がしていました。大工さんによれば昔の建物は組んであり基礎が平らになれば自然にゆがみが直っていくと言っていました。その音が無くなってから次の作業に移ります。
その後柱を新たに17本を入れてすべての壁面に筋交いか耐震ボードを入れました。
もともと塩問屋もしていたために通路の湿気が強く困っていたので通路部分の土も入れ替えたが、石畳の下には漆喰が入れてあり下からの湿気を遮断する仕掛けや、座の下部分は炭を砕いたものが3センチほど固めてあり、先人の知恵を感じました。
続く・・・・
記事とは関係なし・・・今年はもう出ています
古民家リフォームの案内が多くなっている
我が家をリフォームする頃にはまだまだ古民家再生は一般的ではありませんでした。なぜ再生したかというとちょっとした訳があった。
築110年を超えた上に、家の前の道路を鉱山からの石膏を積んだ車が毎日何十台通過し、そのたびに地震のような揺れがあった。新しい道路の開通とともにそれはなくなったが。家が傾き、建具には木をはめて調整しなければ隙間風がすごかった。
下水道の整備もあり、そこで半分壊して新築しようと考えて、知り合いの大工さんに発注した。
ところが4~5日ほどたってから知り合いの建築士の方が家に来て木綿街道を使った町おこしなどを考えているので、何とか建物を残してもらえないかということであった。
そこで材料の発注ガなければもう一度検討することにして大工さんに連絡すると「まだ」ということだったので彼に設計監修を頼み保存再生というかたちをとることにした。
私の希望は第一に耐震、第二に使い易さ、第三に景観としてスタートした
工事は2000年8月~2001年6月まで。その間は空家を借りて住まい。
工法はまず家をジャッキアップして今までの基礎石を排除し、新たにコンクリートの基礎を作り、新しい土台をはめて基礎にボルト固定するところから始めた。
一番びっくりは、いつも2階の建具がきつく、力いっぱい引いていたが、基礎を水平にして降ろした後でいつものように力いっぱい引くと「パチーン」と建具が壊れるくらいによく走りました。降ろした翌日から家中がミシミシと音がしていました。大工さんによれば昔の建物は組んであり基礎が平らになれば自然にゆがみが直っていくと言っていました。その音が無くなってから次の作業に移ります。
その後柱を新たに17本を入れてすべての壁面に筋交いか耐震ボードを入れました。
もともと塩問屋もしていたために通路の湿気が強く困っていたので通路部分の土も入れ替えたが、石畳の下には漆喰が入れてあり下からの湿気を遮断する仕掛けや、座の下部分は炭を砕いたものが3センチほど固めてあり、先人の知恵を感じました。
続く・・・・
記事とは関係なし・・・今年はもう出ています
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