県臨床心理士会の新人基礎研修がありました。
臨床心理士といっても資格とってすぐの人と、臨床現場で百戦錬磨の人もいます。本来ならばどんな職種でも就職後、先輩が指導しながら一人前になっていくものです。ところが臨床心理士の多くは、時間雇用の(パート)形態が多く、その上一人で仕事を行うことが多い職種です。
たとえば、医師が資格取得後すぐ一人で開業することなど考えられません。ところが心理職はこれをしています。需要と供給の関係もありますが、考え方によっては大変なことだと思います。
そこで、当心理士会では新人が各部会で研修できる体制と、4回の新人研修を行っています。これで十分だとは思いませんが、少なくとも指導体制は確保しています。また、顔が近いことも新人には恵まれた環境と思います。都会では心理士の人数も多くなかなかきめ細かい指導は出来ないのが現状のようです。
少なくとも島根ではこの体制を続ける中で世代交代をしていかなければと思います