小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

最近の事件

2008年07月30日 | 心理

最近、意味不明の事件が多く報道されています。

「事件を起こし、親を困らせたかった」これはなんでしょうか。一見劇場型犯罪のような気もするが、それだけ自分の主張をアピールするわけでもなし、「殺人」と「困らす」という主張があまりにも落差が大きく、よく分からない状況です。

犯人にとっては他人の命よりも親に対して優位性をもてると言うことが大切でしょうか。以前交際を断られてその腹いせに事件を起こしたものがいましたが、これは「お前が振ったから自分が冷静でなくなり事件を起こした。これはお前のせいだ」という女性に対する主張でした。これはなんとなく理解できないこともないが、親との関係は3歳児がわざと危ないところへ行って、親に注目される行動と同じように思えてなりません。しかも30歳代の大人が…。

こんな幼児性の高い「親への注意獲得行動殺人?」の犠牲者は本当にお気の毒だと思います。このような事件を聞くたびに子供たちの自立がどうあるべきか考えさせられます。

久々の休みで、赤崎の道の駅までスイカ買いに行きました。ついでに天然岩牡蠣もゲットしました。


被害者支援員養成講座

2008年07月25日 | 心理

今日から被害者支援員養成講座が始まりました。主催は島根被害者サポートセンターです。募集に対して28名の応募がありました。ありがとうございます。

応募動機を聞かせてもらうと熱意がひしひしと感じられ、これからの支援活動が活発になるように感じました。理事長の挨拶の後支援活動の歴史の講座を持たせていただきました。

日本の被害者支援は本当に動き出したのは2000年からだと思います。DV法、ストーカー法、児童虐待防止法、いわゆる被害者保護2法などがこの年に集中しました。それまで、岡村先生が中心になっての運動の一部がが実現した年です。また、この年に被害者家族会「あすの会」が結成されました。

まだ10年も経っていません。犯罪被害者等基本法により被害者支援は成文化されましたが、実質は民間が、お金を集め、専門家達がボランティアで参加する実態はなんらかわっていません。記者の人が何が一番言いたいのか聞かれましたが、当然「お金」といってしまいました。

せめて加害者にかかる費用の消費税分ぐらいは被害者支援に回して欲しいと思います。国民の安全を守るのは国家の責任だと思います。しかし守りきれなかったのもまた国の責任です。写真は今日の研修会の様子です。

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土用隠れ

2008年07月24日 | 釣り

いや~暑かった。10時から1時まで神戸川をうろうろ。まったく鮎の顔は拝めませんでした。あんなにいたのが一体どこへ行ったでしょうか。あちこちのポイントを探っても気配すらありませんでした。もう土用隠れでしょうか。やはり夕方のものでしょうかね。

昨夜雨で少し水位が高くなっていて、今日はもらったと思っていたけど…。やはり高津へ遠征かな。

先日木綿街道の修景についての説明がありました。今年から道路の美装化が始まることになりました。運動から10年です。なんかずれているような気が抜けたような感じがしています。


平田天満宮一式飾り

2008年07月22日 | インポート

昨夜も引き続き天神さんのお祭りでした。「お旅」と言うご神体の巡幸が行われます。以前は男児がその後を行列しましたが、今は男女同権です。このときに着る着物もお母さんの里から送られましたが。今は着物は非常に少なくなりました。先払いの獅子と天狗は子ども心にそれはそれは恐ろしいものでした。

祭礼に関係して一式飾りがあります。昔、疫病が流行った時に桔梗屋十兵衛が一式飾りで平易を願ったところご利益があり、それ以後、各町内が飾り、天神様をお祭りした古事によるものです。陶器、仏具、金物など一式のみで町内で決めたテーマを飾ります。今年はサントリー美術館で展示され、NHKの特集が組まれました。

今日の写真は「お旅」と一式飾りです。しかし、いつも一番の人出の21日に人が少なくビックリです。平田祭りの影響かな。

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平田七夕まつり

2008年07月21日 | インポート

平田の夏祭りは7月14日から次々毎日どこかの祠で行われ、20日21日が出雲3大天神の(松江、来待)一つの平田天神祭りです。天神祭りというより今は一式飾りのほうが通りがいいかもしれません。その後、7日平田七夕。15日盆踊りと続いていました。

ところが20数年前に「平田祭り」が企画されるようになり、いわゆる産業祭りぽいどこでもあるような祭りが始まり、それまでの単独の「たなばた」が吸収されました。しかし、どこも同じように低調が続き、昨年から天神さんの祭りにドッキングしてしまいました。最後は神頼み?

伝統行事というのは宗教や、住民が自発的に守ってきたものです。これに新たな祭りを入れたことがおおいな疑問です。平田七夕は大正の頃から川に仮装船を浮かべ華やかな雰囲気でしたが、川が浅くなり昭和30年代に中断していましたが、30年ほど前に復活しました。今度は陸舟に変えての七夕でした。これは地域振興のため『平田七夕」として地域発信し続けることが大切でした。「平田祭り」というあいまいなコンセプトが伝統の衰退につながったと思っています。大東は決して「大東祭り」にしないでしょう。

昨夜は、陸の仮装船のねり歩きがありました。盛期には川船含めて32隻が出ましたが今は10艘ほどになりました。子どもの少ない町内は出なくなりました。少子化の影響がここにも現れています。小学生の各クラスがが作った小船5艘が特別参加でほっとします。船が今日の写真は七夕船です。

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明日から隠岐

2008年07月14日 | インポート

暑い一日でした。午前中はお寺の改修工事の打ち合わせをして、午後は短大のカウンセリング終わってから被害者サポートセンターでの会と一日動き回りました。

やっと足も回復してきました。カウンセリングの学生には「ゆっくりでいいから、休みながら」と言いながら、自分はまったく紺屋の白袴の状態です。あ~あ誰か私に同じことを言ってくれ~。

でも先週は足のせいでかなりゆっくりできたけど、好きなことができない休みなんてよけいストレスが溜まります。鮎釣りにいきた~い ブログも1Wお休みです

写真は短大の校舎です。さすが写真。実物よりもキレイ!

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被害者支援研修会

2008年07月13日 | 心理

心理士会主催の被害者支援研修会が広島で開催されました・広島であったのは一つは被爆者の問題が今まで置き去りにされていたという事があり、それも含めての研修会でした。被爆体験の発表に続いてシンポジスとの秋葉広島市長の発表は他の先生から「市長にしておくにはもったいない」といわれたほど、これからの臨床心理家の課題を明確にされました。

いつも広島の平和公園を歩くと、何か背筋が張るような感じを受けます。ここで原子爆弾が炸裂し14万人が犠牲になったと言う事実が気持ちを緊張させるのだと思います。

隠していた被爆を、伝えることで平和の大切さを啓発する。それは被害者かつぎの被害者を出さないことへの運動と同じように思います。被爆を語るのは、生命のメッセージ展を開催することと同じなのだと感じました。


古文書の会

2008年07月12日 | 日記

月一回の古文書勉強会がありました

頼杏平の旅日記です。この人は頼山陽の叔父にあたり、彼の学問を育てた方です。広島の三好の代官を勤めた役人ですが、彼が横田~大東~松江~大社へと歩いた旅日記です。入会して3年近くになるが、ほとんど字が読めないと言う落第生です。と言うか土曜日がいそがしくて出席率が悪いからです。当然のことです。

でも、古文書は新しい発見や、わたしたちの想像のつかない事実が書かれていることも多いと思います。歴史は作られたものが多く、当時の支配者が都合の良いように解釈している部分も大きいと思います。

たとえば、戦国時代の戦闘の死者などは古文書では、矢傷が圧倒的に多く、ついで石による死者です。刀傷は1割もありませんが、映画では勇敢に戦う武将が描かれています。だから馬に乗って刀で切りあったと言うことになっています。そうしないと画像にならないからでしょう。また、武士道と言うものを確立したのは、明治に入って富国強兵政策に必要不可欠のものだったからといわれています。

百姓の年貢も表帳簿だけで検証されて5公5民などと言われています。非公式に存在する刈高帳などは公文書ではないために無視されてきました。本当に百姓が窮乏のどん底にあれば村の立派な神社や、寺院は誰が作ったのでしょうか。

そんな一面が見えてくるのが楽しいと思います。木綿街道に関わるようになり、ますますこんな矛盾が見え、面白くなりました。

現代はスピードが増してきて、なにかおいてきているような気がします。齢の性かな?明日は広島で被害者支援研修会です。

そうそう広島の町割りは平田屋佐渡守が行いました。尼子氏の下で平田の町割を作った人物です。


事務所のHP完成?

2008年07月11日 | 映画

のはずですが、URLを入れても出ません。お気に入りからはきちんと入りますが、どうしてでしょうか。師匠に直してもらわないといけないかな。

てなわけで当分はブログで仕事の募集と言うことになりそうです。来週からは生命のメッセージ展の期間中6回上映する映画「0からの風」のチケットを販売します。これは鈴木共子さんという方が、最愛の大学生のご子息「れい君」を飲酒運転の車に殺され、後に刑法改正に至る事件を映画化したものです。主演は田中好子さんです。一枚1000円です。よろしくお願いします。

ところで被害者の方と一緒に活動していると、自分の肉親の死を絶対に無駄にしないように一生懸命だと言うことが伝わります。一見その悲しみを乗り越えて活動をしておられるように思いますが、やはり深い悲しみを感じることがあります。

同じ体験をした人たちが支えながら、次の世代に命の尊さを伝えること。この活動は素晴らしいことだと思います。ぜひ皆で「生命のメッセージ展を』成功させましょう。


やまいの後はケガ

2008年07月09日 | まち歩き

やっと体調が戻って、むずむずしていた鮎に会いに行きました。「今日は3時間で切り上げることにしよう」と川に入ったのですが…。帰りの車でなんとなくアキレス腱が痛い感じでしたが。月曜日の朝はまったく足を地面に着くことができなくなりました。この痛みは以前バドミントンの時経験した痛みと同じと思い、整形外科へ行きました。

やはり、アキレス腱の付け根の部分が炎症起こしていました。松葉杖生活をしていますが、今日は良くなってきました。その部分をかばうので、ひざや、左足まで痛くなってきました。今年は本気でメタポ対策に取り組まないといけません。

ところで、昨日から山陰中央新報に平田の街並みの記事が特集されています。今年から木綿街道修景補助金が出るようになりました。現在は3~4件の申請が出る予定です。すでに工事が開始されているお宅もあります。

伝統的な街並みを残すと言うことは、住民一人一人が街に愛着を持ち、自己管理しないととても保存活用はできません。ついつい目先の儲けだけに目が行くと住民と意識乖離が生まれてしまうと思います。商店街ではない場所の保存活用と言うのは外から見るほど簡単なものではないという事を実感しています。

住民意識を高め、町のブランド化を目指すことが活性化の基礎になるものです。私が関わってきて今のところの結論です。