今日で今年度のスクールカウンセリングがすべて終わりました
来年の担当校は未定ですが、小学校をするようになると思います。
私たちのような年寄りは?子どもと話すよりも保護者の方と話す方がいいのかなとかねがね考えていました。
以前から高校はどちらかというと経験の深い心理士を配置してありましたが、よく考えてみるとどちらかというとお姉さん、お兄さんの方が親しみやすいように思います。特に親の問題を引き受けた生徒など、親に似た年齢の私たちには警戒心も強いように思っていました。
一方小学校に配置される方は、経験の浅い若い方が多かったように思います。ところが小学校の場合はカウンセリングの相手が保護者のことが非常に多いように思います。又、保護者がカギを握るケースも多く、保護者の信頼を得ないと動かない場合も多くあります。
そこで枠を変えて、小学校に保護者が相談できるような年齢の方を配置するようにお願いしています。
災害一次派遣の警察、消防、自衛隊、市職員等の惨事ケアが入ってきていますが、被災地が落ち着きを取り戻したとき、どんな感じになるのか‥。心のケアが本当に必要になるのはその頃ではないでしょうか。
被災地の方の頑張りに頭の下がる思いです
最近はどこのチャンネルも繰り返し津波で流される様子を放映しています。特に視聴者が撮影した臨場感あふれる映像を入手しています。
この何日、この報道で災害とは関係のない地方の方もあたかもその中にいるような高揚感を感じているのではないでしょうか。私たちの地方でもマーケットからなくなる品物も出てきています。
国民がいわゆる軽い急性ストレス反応を起こし過覚醒の状況に陥っているように感じられてなりません。テレビでは「冷静に」と呼びかけながら一方では物が不足している場面を放映し不安を掻き立てています。
今は、報道人も過覚醒状況で取材し、伝えなければという思いが多く、言葉も刺激的に使いながら報道しています。受ける我々もアンテナが過敏になっていて、少し自分自身が「ちょっと(上へ)いっている」状態になっていることを自覚する必要があるのではと思います。
その高揚感に乗らなければ「非国民」というような雰囲気をみなさんは感じていませんか。
まずはその「気づき」が必要だと思います。今こそ熟慮の行動が望まれます。
私たち臨床心理士は派遣消防士やその他の方の惨事ケアが始まります。冷静さを保ちながら‥と考えています。
先日、心のケア派遣ボランティアを募ったところ即日複数の臨床心理士から応募がありました。
いずれ組織から要請があれば派遣するようになると思います。
ところで各市の消防が支援に派遣された第一陣が帰県するようです。今後臨床心理士会においても惨事ケアの体制をとらなければならないと考えているところです。
まだ、県との具体的な協議が始まっていませんが、事務的な動きが出てきました。
警察官、自衛官、医療スタッフなどのケアも入ってくるように思います
それにしても、東京の人たち、3時間の停電で騒ぎすぎのようではないですか。石油危機のトイレットペーパーやせっけん騒ぎの時を思い出します
以前、台風で何日か停電がありました。久々に家族がろうそくに集まり、話をした思い出があります。
隠岐西ノ島の朝日です
被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます
今回の災害後のメンタルケアのことを考えると、かなり長期間に及ぶと思われます。神戸震災の際は臨床心理士のボランティアが組織されましたが、今回はどうなるのかまだわかりません。
とりあえず県の臨床心理士会には動ける人には準備だけお願いしておきました。
今後の状況を見守る事しかできません